昨日、友人が遊びに来てくれました。

元ちゃんに綺麗なお花を頂きました。
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彼女は年末日本に里帰りしていて、カプアンパパさんが手配してくださった元ちゃんの人工尿道に使えるチューブを、こちらに戻るときに持って来てくれる事になっていたのです。

12月30日に帰国だったのですが、残念ながら元ちゃんはその前に逝ってしまいました。

でも、ずうずうしいのは承知で、「ノルウェーに持って帰って来て欲しい」とお願いしていたのです。




なかなかスケジュールが合わず、今日やっと会うことができてチューブを受け取りました。

中を開けてみると・・・

潰れないよう、カプアンパパさんが書類ケースでしっかりパッキングしてくださっていました。
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お守りもいただきました。
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「地元の神社で元ちゃんの事、お願いしてきました。」と・・・
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このチューブとお守りは、元ちゃんが皆さんに助けていただいた証として大切に取っておこうと思います。

カプアンパパさん、本当にありがとうございました。

Hちゃんも、ここまで持ってきてくれて本当にありがとう!



そして・・・

旅立ちの日からひと月ちょっと過ぎて家に届いたチューブをしみじみ眺め、色々な思いがよぎりました。

元ちゃんは、虐待され捨てられたけれど、身を削って助けてくれた方がいたので命を繋ぐことができました。

そして、最後まで沢山の方に思ってもらうことができたのです。

短い生涯でも元ちゃんは、しっかり幸せを掴んだのだと思います。



同じ時期に、そして彼の前にも後にも、センターに居て、名前もつけてもらえず、元ちゃんよりもっともっと短い生涯を閉じた子達が沢山います。

いったい何が運命をわけるのでしょう?

それは人智の及ぶところではないのだと思います。

でも、確実に言えるのは、この状況を作り出したのは人間の都合、ただそれだけです。

これだけは絶対変えていかなければなりません!

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元ちゃん、本当に本当にいい子でした。

決して焦りはしませんが、再びこんな出会いがあれば、と切に願っています。