ノルウェーに来て5年、良く言えばおっとりした、率直に言えば無神経な人たちに囲まれた暮らしで、私の怒りの導火線もずいぶん長くなったのですが、久々にかなり腹の立つ出来事がありました。

夕方、ハーバーにお散歩に行くと、白鳥一家が陸に上がっていたので遠巻きに眺めていたら、白鳥さん達に近寄っていく人がいました。

どうやら写真を撮っているようで、どんどん近づいていきます。

「あらら」と思ったけれど、怒った白鳥に襲われるのはその人なので知らんぷりで通り過ぎようとした瞬間、その人の周りに何か白い物が動いているのが見えました。


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最初、猫だと思ったのですが、その白い物体は弾丸のように近づいてきて、アッと言う間に私たちの眼の前に現れました。

ジャックラッセルサイズの小さなワンコでありました。

元ちゃんは総毛だって臨戦態勢、マットも便乗して、「こりゃまずいことになりそうだ」と思い、飼い主さんの方を見たら、まだ白鳥の写真を撮っているではありませんか。(驚)

30メートル位離れているので、叫ばなくちゃ聞こえないだろうと思い、「この犬、止めて~!」と雄たけびをあげたら、やっと振り向きました。

でも、犬の名前を呼ぶだけです・・・(唖然)


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帰宅時間で交通量の多い道路の歩道で、自分の犬が大型犬二匹と非友好的に対面しているのに、飼い主さん度を超えた悠長さです。

私が動けば二頭の勢いに負けて引きずられ、この子はやられてしまう、だろうと思いました。

そうでなくても、この子が車道に飛び出してしまうのではないかと、冷や汗たらたらです。

でも、焦っていたのは私だけで、犬の名前を呼びながら悠長に歩いてきた飼い主さんは、ワンコを救い上げると、一瞬私の方を見たので何か言うかなと思ったのですが、私を見たのではなく車の往来を確認しただけでありました。

そして、無言で道の反対側に渡り、またワンコを放して歩いていきました。


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20代後半ぐらいのイケメン青年でしたけど、襟元掴んで

「ねぇ、お兄さん、リードって知ってる?リ・ィ・ド!!!」

と、言ってやりたかったです。

危機感低すぎだろ、おい!(怒)


他犬が必ずしも友好的であるとは限らないこと、飼い主が呼び戻しが出来ると思っていても犬が反応しないケースは多々あると言うことをあの飼い主が学んだよう祈るばかりです。

でも多分、自分が悪いとはこれっぽちも思っていないでありましょう・・・

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リードは愛犬の命綱だぞ!!!


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気を取り直して、今日のワンコはこの二頭。

先日の子犬ちゃん達の同胞です。



No2820「琴美(ことみ」

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No2822「茶々」

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皆一緒にすくすく育っています!


ちばわんHP → 子犬

良いご縁がありますように