ご心配いただきありがとうございます。

マリアさんは、現在復活しつつあります!



以下、この数日の出来事です。

4月5日の朝から嘔吐しだして、日中は数回だったのですが、夜になって頻度が増し、朝までずっと吐いていました。

夜はもう立ち上がれなくなり、「このままいってしまうのかな」と覚悟しました。

6日に獣医さんに連れて行って、点滴をしてもらい少し回復しましたが、獣医さんには「これで回復するかは五分五分」と言われました。

点滴で嘔吐は止まりましたが、7日は食事もできず、ぐったりしていました。

8日になると少し食事できるようになり、トイレも自力で出来るようになりました。

でも、また夕方になって吐き出して「やっぱり駄目だったか、再び覚悟しなければ」と思ったその夜・・・

マリアさん、普段は夜中にリビングとお気に入りの椅子のある部屋を何往復かして寝ているのですが、ずっと同じ場所で、それこそ「死んだように」眠っていました。

一晩で寝返りを打ったのは、2回だけだったと思います。

脚が痺れないのかな?とちょっと心配になりました。

ただ、その姿からは、様子を見に近寄るのをためらうほどの「エネルギー充電オーラ」が出ていました。

まるで、ブンブン音がしそうな感じです。



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そして翌朝、スクッと立ち上がると、私のそばに来て、

「お腹すいた」と言う顔をするので、ご飯をやると今までにない勢いで完食です。

夕方には、お散歩に出て、ゆっくりながらしっかりと歩きました。


今日はもう、以前の90%ぐらいまで回復していると思います。

自分の犬ながら、あっぱれです。

そして、正直とても驚いています。




昨日、獣医さんと話して、またこのような事は起こるであろうと言われ、

点滴で回復する限りは、この対処法を続けること、具合の悪い日数の方が多くなったり、頻度が上がった場合は、今後のことについて考えること、を決めました。



「今後のこと」と言うのは安楽死のことですが、もちろんその決断を下すのは飼い主の私であり、私は自分の信念にそって、全てを決めるつもりです。

この国の概念や、習慣に流されるつもりはありません。


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何かある度、「安楽死も考えなければ・・・」と言うノルウェーの獣医さんたちも、今回の復活には本当に驚いたようで、かかりつけの先生が

「私が看た最高齢のワンコは19歳10か月よ。それに比べたらマリアさん、まだ若いわ~!」と言っていました。

内心「どの口が言っとんじゃ!」と思いましたが、私はこの獣医さんが好きだし、頼りにしているので、最後までこの先生に看てもらおうと思っています。




マリアさんは、とても打たれ強い遺伝子の持ち主なのだと思います。

一年通してフィラリア予防薬が必要なシンガポールで、野良犬で一年以上暮らしていました。

子供も5匹産んで、栄養も満足に取れない、そんな状態でも私が保護した時、フィラリア検査は陰性でした。

まれにそういう体質の動物がいるようですが、彼女は逆境に強い体質なのでしょう。




いくらなんでも19歳は無理だと思うけれど、もうちょっと頑張ってくれそうです。

今まで、16歳のお誕生日が目標、と思ってきました。

それが過ぎた今、もうそういう目標は止めて、ただ彼女が生きたいように生きてくれれば、と思います。

そして最後苦しまないように、とひたすら願うばかりです。


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余談ですが、最近あまり良く寝られない私、

マリアさんのように「パワー充電睡眠」ができたらいいのですが・・・