マリアさんの偏食具合が増して困っております

元から、男子組よりはるかにグルメだったのですが、今はもうお気に入りの物しか食べたくないようです。

まぁね、年取ったら人間も頑固になりますし、犬も同じなんでしょう。


・・・

・・・・・・だが、

マリアさんは腎臓と膵臓を患っているので、基本的には療養食しか食べられません。

そして、各々の療養食もお互いの病気に相反する効果があって、組み合わせがとても難しいのです。

一昨年、急性膵炎になるまでは、腎臓病用の食事でしたが、膵炎後は膵臓病用食がメインです。



DSCF3181




至極単純に書くと、腎臓病食は、低たんぱく、高脂肪です。

で、この高脂肪が膵臓病には良くない・・・


そして、膵臓病食は高たんぱく、低脂肪です。

当然、高たんぱくは腎臓病に良くない・・・


(実際は、もっと複雑に他の栄養素が関係していますが、簡略化しました)



獣医さん曰く

「緊急に生死にかかわる方を重視する」という事で、半年以上膵臓病食をやってきました。

状態が安定したので、少し腎臓病食を混ぜたのですが、途端に下痢が始まってまた膵臓病食に戻しました。


長~い試行錯誤の結果、とりあえず食いつきの良かった中たんぱく、低脂肪の食事内容に落ち着いたのですが、それも今はもう見るのも嫌なようです(泣)

かなり強制給餌に近い事をしないと食べません。



DSCF3182




もうあと何年も生きるわけでもなし、やれるものなら肉でも魚でも野菜でも何でもやりたいけれど、食事が即症状に出る病気なので、そういう訳にはいきません。

この二か月ぐらい、あまり状態は良くないですし、どうしたものかと寝ずに悩んで「やっぱり、食べないより食べる方がいい」と言う結論に達しました。

「ご飯の時間がトラウマになる前に・・・」と思い、数週間前、食事内容を一新したのです。





ご飯、もしくはパンをベースに、膵臓病用のウェットフードをちょっと、パサパサに茹でたササミをプロセッサーでふりかけにした物か、北欧で良く食べられているフィッシュボール(はんぺんの様な物)を混ぜます。

タンパク質高い、塩分高い、栄養素偏りまくりですが、最初は良く食べました。



DSCF3183




そう、最初だけ・・・(号泣)

1週間ぐらいで飽きたようです。

ノルウェーのペットフードショップで売っている、安~いクッキーだけは喜んで食べるのですよね。

なので、それをちょっと混ぜてみたり、日本から送ってもらった美味しいクッキーを混ぜてみたり、大好きなささみジャーキーを混ぜてみたりしたのですが、それらもフードの中に入るともう食べません。

栄養的に、もうこれ以上譲歩できない・・・

だけどお腹はすいているみたいなのです。

この期に及んでひもじい思いなどさせたくないです!

いったいどうしたもんでしょう??




何でも食べる組・・・

DSCF3109