今日は義妹と猫の話です。


義妹は独身で実家の傍に小さな家、と言っても日本だったら4人家族が余裕で住めそうな家を買い、そこに猫二匹と暮らしています。

猫はメス・オス両方で、多分姉弟・・・。

ベルゲンの猫専門レスキュー団体から引き取りました。



そんな猫好きな義妹、数年前から肩に痛みが出るようになり、時が経つほどに悪化して昨年ついに仕事を辞めなければならなくなりました。

ずいぶんいろいろな治療をしたようですが、いまだに原因不明で毎日痛み止めのお世話になっています。



ちなみにノルウェーでは、病気で働けなくなった場合国から疾病補償金の様な物が出るので、とりあえずお金に困ることはありません。

この状態だと障害者年金も貰える、と言われたそうですが、彼女はまだ若いし、出来れば病気を治して働きたいと思っています。




さて、先週末会った時の会話。

私 「最近どう?」

妹 「あんまり調子良くないの。昨日MRI撮ったのよ。多分手術すると思う。」



「えっ、両肩とも??それは大変だわねぇ・・・」

「うん。ところでウチね、今猫が9匹いるのよ。」




「えっ~~~??」

「子猫よ。今6週目。可愛いわよ~~」





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彼女によると、その仔達は飼い主が処分してくれと獣医さんに持ってきたのをレスキュー団体が引き取ったそうです。

その団体はシェルターもあるのですが、もう満杯なので子猫達は預かりボランティア、要するに彼女の元に送られてきました。



「もう毎日戦争よ!カモみたいに全員私のあと付いてくるの。寝る時も一緒なのぉ。私の髪の毛、食べようとするんだもん。全然寝られないわよ~!!」


「・・・・・・・・」





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そりゃそうでしょ、7匹もいたら・・・。

だけどね、そのパワーとレスキューに対する情熱は本当に素晴らしいんだけど、「手術するかも」なんて状態でそんな事してて大丈夫なのかい・・・????




「見に来る?」




と言う訳で、その子猫ちゃん達に会いに行きました。

いやはや、可愛いのなんのって!!

思わず、「うちが一匹引き取ろうか・・・」と言うセリフが喉元まで出かかりましたよ。(笑)





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一部屋つぶして猫の遊園地(?)にしてるのですが、ワサワサワサワサずっと動きっぱなしで、写真なんてとてもじゃないけど撮れません!

子猫もあれだけいるとなかなか壮観ですね。




私は猫の種類をよく知らないのですが、大半が黒字にちょっと白が混じった、犬で言えば「黒の分量が多いボーダーコリー」みたいな感じです。




「黒っぽい子は貰い手が少ないのよねぇ・・・」



だそうで、ノルウェーでも黒ネコにまつわる迷信があるようです。




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引き渡しは12週以降で、この夏彼女の家はしばらく賑やか・・・

これからの6週間でこの7匹に赤い糸が見つかる事を祈るばかりです。




だけど、本当に彼女、体調とか手術とか大丈夫なのかぁ??

ウチは、7匹の子猫の面倒は見られんよぉ・・・(汗)





「猫って何だろ?おいしいのかなぁ・・・」

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おいおい・・・