皆さん、ファブリーズ使ってますか?
ノルウェーにはファブリーズは売っていません。
あれが無ければ生きていけない!と言うほどの代物ではないのですが、犬の居る生活、やっぱりあった方が嬉しいです。
なので、消臭とルームフレグランスを兼ねたアロマスプレーを作ろうと思いたちました。
ネットで調べると必要な物は、アロマオイル、無水アルコール、精製水です。
精製水でなくてもいいんですけどね、とにかくオイルと水は混ざりにくいのでアルコールが仲介の役目を果たしてくれるわけです。
で、夫に聞きました。
私 「無水エタノールって薬局で売ってる?」
夫 「そんな物はこの国では売ってましぇ~ん。」
私 「???」
無水エタノールはアルコール分約99%の消毒液。
薬用ですよ。飲むわけじゃないですよ!(笑)
また変な場所で寝てます・・・
実はノルウェーではアルコール類は全て国の管理下におかれています。
なので、この国には「酒屋」と言う職種は存在しません!
ビールだけはライセンスを持っているスーパーや食料品店で買う事ができますが、値段は国が決めています。
それ以外の全てのアルコール飲料は、Vinmonopolet(ワイン専売公社)と呼ばれる国が経営するお店に行って買わなければなりません。
ワイン専売公社は地域に一つは必ずあり、どのお店に行ってもいいし、購入の数量制限などはありません。
でも、田舎には小さなお店しかなく品数も少ない上、4時とか5時に閉まってしまうので大変不便です。
そんな場所、快適なのかなぁ?
それはともかく、納得いかない私は薬局でエタノールを購入できるかどうか調べてもらいました。
その結果・・・
ノルウェーでは60%以上のアルコールを含む液体は違法で、一般の人は入手出来ません!!
60%以上のアルコールは医薬品や工業製品に使用されていますが、飲めない様に加工されているそうです。
そして、私が求めている「無水エタノール」は医療関係者以外は取り扱えない・・・
何なんでしょ、この厳しい管理体制!
あまりの事にちょっと呆れましたよ。
相変わらずダイエット効果ゼロ・・・(泣)
おいしいお酒が至極簡単に入手できる日本では「無水エタノール」を飲む人はあまりいないと思います。
でもこの国には居るんですねぇ。
それを阻止するために、国は躍起になっている訳です。
だけどよく考えれば、それはアルコール管理体制があまりに厳格だからではありませんかぁ?
なんかイタチごっこです・・・
素朴な疑問・・・・・・ノルウェーのアロマセラピストの皆さん、いったいどうしていらっしゃるのでしょう?
ちなみにアルコール分60%以上の液体を持ち込もうとして見つかった場合は、麻薬の密輸と同じ取り扱いになるそうです。恐ろしいです・・・
夜8時半、まだこんなに日が当たります。
コメント一覧 (8)
-
- 2010年04月29日 21:44
- ひゃ〜、アルコール事情に大ビックリです! ドイツから知らずに送っていたらそれだけで犯罪になりそうですね。ファブリーズ(あの、スプレーのやつですか?)だけでもおくりましょうか!?(笑)
そういえば、フィンランドの友達が、冬に車の氷をはがすのだか、溶かすのにウォッカを使う、と聞いた事があります。(フィンランド人はなぜかフィンランドのウォッカはまずい、と言うらしいのですが。。笑)同じ様な状況があるのかもしれないですね。
-
- 2010年04月29日 19:52
- カプアンパパさん、
私のブログ、世界情勢と言うより僻地情報でしょうか・・・
まぁ、レアものとしてお楽しみいただけたら幸いです。(笑)
日本はお酒が安いのでたとえアル中になっても(??)エタノール飲む人あまりいないんじゃないでしょうかねぇ。
無味無臭だから何かで割らなくちゃならないし・・・。
アメリカ留学時代、私が住んでいた州では違法だけど友達が持ち込んだアルコール分90%と言うウォッカ飲みましたよ。
本当に目が回りました!!
絶対体に良くないと思いました・・・(当たり前??)
ホント、ノルウェー、酒飲みには厳しい国なのですが、皆さんよく飲みます。結構お酒も沢山作っていますよ。
ノルウェー産ワインもありますよ~。スパークリングとデザートワインです。
ドイツの緯度が赤葡萄が出来るぎりぎりの線だそうで、さすがにノルウェーでは赤ワインは無理なようです。
-
- 2010年04月29日 19:37
- はぴママ。さん、
ノルウェー、本当に恐るべし!ですよ。
私もはぴママさんと同じようなイメージしか持ってませんでしたので、実際住んで驚きの連続です。
でもまぁ、期待していなかった分だけドイツより衝撃は少ないです。
アロマ情報ありがとうございました~。
いろいろなスプレー作ってみたくなりました。
元ちゃんを落ち着かせるスプレーや、マットが痩せるスプレーも出来たらいいのですが・・・(笑)
-
- 2010年04月29日 19:33
- Saoriさん、
私も驚きました!エタノールで冷蔵庫の殺菌とかするじゃないですか。ノルウェー人はそういう事はしないのでしょうかえねぇ??
ウォッカで代用できるのですね!
夫にそう言われたのですが、ウォッカ臭のスプレーって・・・??と思っていました。アロマ関係に詳しいSaoriさんのお墨付きなら大丈夫だわ!(笑)
ウォッカは売ってます。(高いけど・・・)試してみますね。
ノルウェー、ぜひ遊びに来てくださ~い!
-
- 2010年04月28日 18:15
- な〜るほど、クミさんのブログは
世界の情勢を知るのに勉強になりますね(笑)
ウィキペディアを見たら
エタノールは、酒類の主成分。と書かれてましたので
きっと飲む人いると思います。
日本では、戦後、酒の入手困難な時期に
「ばくだん」とか「カストリ」と言って
工業用のメチルアルコールを混ぜた怪しげな酒が流行り
多くの人が失明したと聞きました。
たしかに習慣性の度合いからすると
酒と麻薬を同じ扱いにするのは間違いではないでしょうが
酒飲みには厳しい国ですねぇ(笑)
ところで、ノルウェー・サーモンは有名ですが
ノルウェー産のワインはあるのでしょうか?
-
- 2010年04月28日 10:26
- 恐るべし(?)、ノルウエーとでしょうか。
ノルウエーについては美しい景色、福祉天国・北欧、あ、あと物価高のイメージしかなかったのですが、クミさんのブログに日々驚いています。
実際に生活してみないとわからないものですね。
アロマスプレーですが、エタノールを使わなくても、アロマオイルを乳化することができるものがあれば作れるはずです。
私はエタノールではなく、「ハイブリッド・オイル」というものを使っています。
私は使ったことはありませんが、バスオイルでも代用できるみたいですよ。
後でメールを送らせていただきますね。
-
- 2010年04月28日 08:47
- 無水エタノールが買えないって・・・本当に驚きました。
ウォッカやホワイトリカーでも代用できますが、アルコール度数が高いとダメとなるとやっぱり売っていないんでしょうか。
無水じゃないエタノールなら売っているんですかね?
お国が変わると本当に色々なんですね。
ノルウェーに興味津々です。一度、行ってみたい。
麻薬と同じ扱いって・・・中国だったら死刑になってしまいますね。
コメントする
このブログは、転勤族で数年ごとに海外を転々としている(アメリカ、サウジアラビア、シンガポール、日本、ドイツ、ノルウェー、アメリカ!)我が家の各国の生活と、一緒に移動している犬達の記録です。
現在登場するのは、ちばわんのHPで犬の募集掲載を担当している私、ちばわんから引き取った「タス」、テネシー州の保護団体から引き取った「ストーム」そしてノルウェー人の夫。二人と二頭が、アメリカ・ヒューストン郊外で暮らす日常を綴っています。
ヒューストン以前は、オーストラリア出身のラブラトールのテディ(2009年7月6日没)、シンガポールのとある道路の穴で5匹の子犬を産み、子犬共々保護したマリア(2014年8月15日没)、ちばわんの預かり犬からドイツ・ハンブルクへの引っ越しを機に家族になったマット(2015年10月21日没)、やはりちばわん出身で元麻薬捜査犬候補、はるばる日本からドイツへやってきた元気(2015年12月22日没)たちの記録です。
私がボランティア活動をしている「ちばわん」にはまだまだ沢山の犬猫が本当の家族を待っています。リンク集の「ちばわん」をぜひご覧ください!日本での預かりボランティア時代の日々は「旧ドイツ犬日記」に綴っています。
募集犬とたまにうちの犬を載せているインスタはこちらです。
https://www.instagram.com/kuminaess/
記事検索
最新コメント
月別アーカイブ
ドイツはアルコール安いじゃないですか。
だからドイツから来るとひときわ高く感じますよ。
それに専売公社に行かなくちゃ買えないっていうのがとにかく不便です!
北欧はスピリッツ類多いですね。
ノルウェーでもアルコール分50度のウォッカ作ってますよ~。
それで、スプレー作ろうかなぁ・・・
この国で一番アルコール分の高いお酒はドイツのウォッカで60%です。
当然結構なお値段なんですけど、ドイツだったら安いんだろうなぁ・・・と思わず考えてしまいますぅ。