引っ越し屋さんが見積もりに来た時、量販店で購入した本用の段ボールを見て、

「これに本を入れないでよ。底が抜けるから。」

と言い捨てて帰って行った。



後日、陽気なお兄ちゃんが2人来て、犬達とさんざん遊んだ挙句、段ボール100箱を置いて帰って行った。






量販店の箱


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しばらくして気がついた。

「これだけ??????」


そう、届いたのは箱だけなのだ。

普通、ガムテープとか紐とかエアパックとか紙とか一緒に持ってこないか????




夫に言うと、

「ここはドイツだからな。」

確かに・・・

その一言で何でも済んでしまうのもどうかと思うが、まあそういうもんなのだろう。




確かに量販店のより遥かに丈夫な箱だ。

脇に組み立て方が書いてあり、それに従って組み立ててみると・・・







組み立て方


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テープがいらない!!

さすがドイツ(?)、エコボックスなのだ!!!!







エコボックス


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だけど・・・

底にはギャップが、蓋もきちんとしまらないし、角とか妙に隙間だらけ。

何と言うか、やっぱり「ドイツ」だ。



まあ今回はたかだか500メートルの引っ越しだから蓋を閉める必要も無いぐらいだけれど、海外引っ越しだったらこんな箱使えないぞぉ。






隙間風が・・・


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この箱をドイツ人に見せたら、

ドイツ人 「こんな穴、大したことないでしょ。」

私    「・・・・・・・・」






こういう細部の質の良さに関して日本の右に出る国ってないだろうなぁ。

同じものを外国で買った時(例えばHallsとか)日本の製品は綺麗にセロハンで包まれているけど、外国製品はチャチな紙でベタベタくっついていたりする、あの感じ。


単に食べられればいいと思っている人々の間では、飴にも手にもくっつかない上質の包装は必要ないのだろう。

日本人はそう言うのにこだわる、ドイツ人はこだわらない。

需要と供給の問題だ。

これが世界に名だたる超高級車を生産する国だから不思議だ。









「なんか落ち着かんのぉ。」


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