今日は愚痴です。


今朝マンモグラフィーの検査に行きました。

母方が癌家系なので、毎年検査しています。

放射線検査専門の病院で検査してもらうのですが、予約の電話を入れたのが12月。

いつもとても混んでいて数か月待たされるのです。





受付に行って名前を告げると、受付嬢が他の受付嬢を呼び、さらに他の受付嬢が来て、三人で輪になって何やら話しあっています。

そして一人が代表して言いました。

「まだ早すぎるんですけど・・・」






「?????」

てっきり時間のことだと思って、時計を見たら確かに約束の時間より5分早い。

だけど、その程度で早過ぎると言われる筋合いは無いはず。

私、よっぽど「訳わからん」って顔をしていたと思います。








君はワニか??


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よく聞いてみると、検査の時期が早すぎるとのこと。

放射線検査は「一年待たなければいけない」、のだそうです。





去年の検査は3月、確かにひと月早い・・・

引っ越し、里帰りを控えてこういう雑事は早く終わらせたくて、早々と予約入れたのに・・・

普段より早起きしてやって来たのに・・・

すべて水の泡!!



よっぽど「責任は自分でとるから検査してくれ!」と言おうかと思いましたが、なんとか来月予約を入れてもらえて、再度来る事にしました。




だけど・・・

予約した時に名前を告げると、初診かどうか聞かれます。

去年の三月に検査している旨伝えて、2月に予約を入れたのです。

なぜ、その時に「早すぎる」と言ってくれないのでしょう?



放射線検査の専門病院なんだから、受付の人たちだってそれぐらいの知識があってもいいはず。

現に、受付嬢から時期尚早と指摘されたのですから!








洗面所に立つ父を眺める・・・


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あ??、久しぶりにドイツっぽい体験。

ドイツ人って本当に気が利かない。

電話一本いれてくれれば済むことなのに。

私の数時間を返して欲しい!!!!





まぁ、今日の体験なんて大した出来事ではありません。

なにしろ、この国では、サービス精神とか、こまやかな心遣いとか、相手の立場になって考えるとか、そういうメンタリティーが甚だしく欠如しているのです。

だからたまにサービスされたりすると、驚きと感激でいっぱいになります。

でも、よくよく考えればほとんどは当り前のこてで、自分もドイツ基準に慣れてしまったのだなぁと思う今日この頃です。




郷に入れば郷に従え。

「日本より酷い」とか、「どこそかの国よりまし」と言う比較は全く無意味です。

この国で暮らしている限り、ネットや携帯が石器時代のようだとか、日曜日にお店が休みで不便だとか、外国映画やドラマは全部吹き替えで面白くないとか、全てしょうがないと思います。

でも、私個人の見解として、人間の資質に関しては受け入れがたいことが沢山ある・・・

それでも、可能な限りギスギスせずに、日々楽しく暮らしていきたい。

だからそこら辺の折り合いをつけるのがすごく難しいのです。







そうやって、丸5年の月日が経ちました。

来月でドイツ生活6年目に突入します。

我が家の三頭の犬生も、ドイツ生活が一番長くなりました。

まっ、ドイツは「犬天国」だから、犬にとっては幸せだったかな?

本音を聞いてみたいもんです。







ノーリードで歩けるから結構幸せ。


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