昨日の続きです。



さて、一日楽しい時を終えて、「あの野良ちゃん、どうなったのかなぁ?」と思いつつフェリーに戻ると、



また乗ってる・・・


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いったい一日中何してたのかな?

ちょっと濡れてたから海で泳いできたのかもしれません。

なんか優雅な生活。うらやまし過ぎ・・・








さて、また2時間半の旅を終えてパレルモ港に近づきました。




島と比べると、さすがにちょっと都会っぽい・・・


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今度はなんか早く降りたそうな様子です。




ソワソワ


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その訳は・・・










ここにもお迎えが来てましたよ?。


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ちょっと似てるから、親子かな?、兄弟かな?





おかえり??!


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めでたく再会した二頭はどこへともなく去って行きました。




「さっ、帰ろ、帰ろ。」


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さて、シチリア犬紀行、最後は珍しく雨の夕方、ホテルへ帰る途中で遭遇した野良ちゃん達です。




いやはやお見事!


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おっと、手前にもう1頭いました!


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この子達、実はこんな街中で寝ているのです。


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似た顔つきの仔が多くて、かなりの野良ちゃんたちが「DNA分かち合ってる」と思われます。

飼い犬でも野良ちゃんと同じ顔つきの仔がいて、どこが運命の分かれ道だったのだろうと思うと、ちょっとやりきれなくなりました。

でも出合った野良ちゃん達、ほとんどの仔がちょっと太めでした。

行く先々で野良犬に餌をやっている光景を見かけましたし、ゴミも山積みになっていて、食べ物に困っているとは思えません。


多分この仔達は、予防接種やフィラリア予防などは受けていないでしょう。

でも、たくましく生きていました。





私の目には異様に映る野良犬達も、シチリアの人達には日常の光景。

日本やドイツでは考えられないような事でも、ここではそれなりに成り立っているのです。

シチリアの野良犬が幸せか不幸せかなんて、人間の私には全然わからないけれど、不要犬として「処分」されるよりは少しましかもしれません。

たとえどんな状況であれ、やはり全ての動物は、生きるために生まれてきたはずなのですから。