アルスター湖畔に着くと、それはすごい人、人、人。

そしてみんな、自分で持って来た打ち上げ花火をパンパン上げて、もうすでに盛り上がっています。

辺りは煙で真っ白、私が立ってるすぐそばで上げる人もいるので、耳はキンキンするし、時々火花が飛び散って危ないことこの上なし!!

車が通ってるのに、交差点や道で花火をあげる人もいるし、その間を救急車が走り抜けていったりして、なんか映画みたいな状態になってるではありませんか。

それに、言うまでも無いけど寒いのだ!!!!

それでも待ったぞ、私は、その「すごい花火」を見るために。




そしてその寒さに耐え切れなくなったころ、私は友人に聞いたのでした。

私  「ねえ、花火っていつ始まるのかなぁ??」

友人 「へっ???????????」



その時の友人の表情を見て私は一瞬にして悟ったのでした。

これが「すごい花火」なんだ・・・


だってぇ、「花火」って聞いたら、絶対墨田川の花火とか東京湾の花火とかを想像するじゃないですか??

日本人だったら、絶対そうですよね?ねっ?

まさかこのショボイ「持ち寄り打ち上げ花火」(日本人の友人曰く)が、すごい花火だなんて思わないですよね?。



さらに私の想像に拍車をかけたのは、最初この花火を見るために、アルスター湖畔のホテルのレストランを予約しようと思ったのです。

そしたらなんと!お一人様250ユーロ(約3万5千円)ではありませんかぁ??!!

以前料亭で墨田川の花火見たときより高いぞ。

いや?、予約しなくて良かった。

だって、そんなお金払って、こんな花火じゃ、さすがの(?)私も怒ってテーブルひっくり返しちゃいます。




そんな訳で、もうそろそろ滞在二年にもなろうというのに、2006年は華々しい「カルチャー・ショック」で始まったのでした。

実はドイツには思っていたより長く居そうな感じなのです。

いや?、これからもまだまだこういう事ってあるんだろうなぁ・・・・・・・






花火の音が怖くてテディに張り付くマット


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