2023年09月

二週間

二週間経ちました。

27日に遺灰がやっと家に戻ってきました。

火葬の日付を見たら21日でしたよ。1週間も火葬場に置いておかれたんだなぁ。

同時に死亡診断書も届きました。こちらは2週間以上かかると言われたので、早い方でしょうか。 

とにかく日本とはシステムが違います。


沢山の方に心配していただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

食事はしています。睡眠も以前より取っています。体は大丈夫です。

メンタルは、ちょっと厳しいかも。


二頭は元気です。タスは完全に回復しました。
 IMG_1036

死亡届が届いたので、事務手続きを始めなければなりません。

これからやらなければならない事を考えると気が遠くなりますが、やっていかねばなりません。

今は、本当に沢山の人に助けてもらっています。


たまに全て投げ出して、どこかに行ってしまいたいとも思いますが、夫のためにもしっかりせねばです。

日本にはいつ帰れるのかなぁ。落ち着いたらすぐ帰りたいと思う今日この頃です。


 

一週間

一週間経ちました。

日本の友人からお花をたくさんいただきました。
IMG_1021
ありがとうございます!

なのですが・・・

本人がまだ帰ってきていません。

火葬してもらうことにしたのですが、日本とは全くシステムが違うのです。

遺灰が戻ってくるのは最短で三日、一週間ぐらい平気でかかると言われました。

今はただひたすら、夫が帰ってくるのを待っています。


いまだに全てを現実として受け入れられません。

側から見たら、多分おかしな人になっていると思います。

ですが、現実は容赦無しです。

しなければなら無いことが沢山あって、自分で自分の背中を一生懸命押しています。


ここには、あまり友人も知り合いもいないのですが、みんな本当に優しくてとても助けられています。

以前も書きましたが、アメリカ人ぐいぐいきます。

親しい人はもちろんですが、一年以上会っていなかった人や、数回しか会ったことがない人でも、

「今から行くから!」と、ガンガン訪ねてきてくれたり、ほぼ無理矢理外に連れ出されたりしています。

でも今の私には、本当にそれが有難い。

アメリカ人の愚痴ばかり言って、本当に申し訳なかったと思う日々です。


二頭は元気です、

と言いたいところなのですが、タスが体調を崩しました。

今は回復しつつあるようなので、もう少し様子を見ようと思います。
IMG_0181

今もデイケアに預けていますが、

「二頭は私たちがちゃんと見ているから、大丈夫だから、安心して自分のことに集中して」と言ってもらい、少し気が楽になりました。

IMG_0186
これから、どうやって生きていったらいいのだろう。

夕方、夫の帰りを待つ二頭の姿が本当に切ないです。

IMG_9687


9月16日

昨晩(9月16日)午前1時20分過ぎ、夫は天国へ旅立ちました。

徐々に回復していて、来週は長期リハビリ病院に移る予定でした。

なのに夜9時過ぎ容態が急変し、できることは全てやってもらいましたが、帰らぬ人となりました。


何度も危機がありましたが、毎回持ち直していました。

落ちた時の怖い記憶や病院での痛い記憶のまま逝かせたくない、楽しい記憶をまた作って行きたいという思いで私はずっと頑張ってきましたが、運命は私が思うよりずっと残酷でした。

ずっと家に帰ってきたがっていたのに。

一緒に戻って来たかったです。


私は1人になってしまいました。

今は本当にどうしていいかわかりません。

これからの事を思うと不安でいっぱいです。


夫の回復を願ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

悔しいです。本当に無念です。

でも、今は恐怖や痛みから解放されている、と思いたいです。








 

心拍数

ついに、ICU滞在が1ヶ月超えました!

夫は相変わらず頑張っています。

実は二日前の夜、 突然心拍数がゼロになって、大変な思いをしました。

看護師さんが薬の準備をしていて、私がチャートを見ていたら、いきなり心電図の数値がゼロになったのす。

絶叫して名前を呼んで、看護師さんが気づいて脈をとって、緊急のボタンを押して、心臓マッサージが始まりました。

フロアにいた看護師さんが一斉に集まってきました。

今回は本当にダメだと思いました。

でも、すぐ心拍数がパカーンと元に戻ったのです。 そしてスヤスヤと寝ていました。

看護師さんたちは、あっけなく解散。あれは一体何だったんでしょう。



心臓が止まったのか聞いたのですが、看護師さん曰く「止まっていない。止まったら、あんなにすぐ元に戻らない」と言うのです。

「眠りが深すぎて動きがスローになり、チャートに反映されなかったのだと思う。」と。

その後、レントゲンと血液検査をしましたが、血中酸素が少し落ちていただけで取り立てて悪いところは見つかりませんでした。

いや、本当に何だったんだ。


先生も「回復途中にああ言うことはある。」と言いますが、

本当にそうなんですか?私は、何時間も震えが止まりませんでしたよ。



翌朝も深く寝ていましたが、遅めの朝、突然パッと目を開け、私を認識してニマッと笑いました。

それ以降、覚醒度が増して、血圧や心拍数が安定してきました。

ただ、脳がクリアになってきた分、不安に襲われることも多くなったようで、パニックというか不安障害に襲われる回数が増えました。

先生曰く、「回復している証拠だ」と。

何でも回復の証にされてしまう今日このごろ。


二頭は元気です。
IMG_0988

日本人の友人がアンパンとクリームパンを買ってきてくれました。
IMG_0986
美味しかったぁ。

家と病院、一日4回往復してます。往復で十数分。近くてホント良かった。

魔改造車発見
IMG_0987

椅子に座る訓練をしているのですが、大男なので移動させるのに、これだけの人数が必要。
IMG_0990
手前が椅子になるベッド、赤と白のユニフォームは看護学生さんです。

 

噛まれた

アッという間に9月も8日過ぎてしまいました〜。

まだICUにいますが、夫は相変わらず頑張っています。

まだまだ問題は山積みですが、もう少し回復したら ICUから出られそうです。 

一つレベルが下がる集中治療室というのでしょうか、現在そこへ移動することを目指しています。

アメリカは日本とシステムが違って、ICUから出たら他の長期療養病院に移されてしまいます。

医療保険のシステムが違うので、まぁしょうがない。

「次にどこ行くか決めて」とコーディネーターにうるさく言われて、勧められた病院を見にいったらどこも嫌で、この病院に残りたいとお願いしたら、先生からOKを貰えました。 

まだ出られない状態なのでしょうがないですが、なんとか早くICUから出たい。

コロナの患者さんも増えてきたし、本当に毎日、ICUでは色々なことが起こるのです。


なんとなく秋めいてきたけれど、
IMG_0973
気温はまだ37〜38度。暑いです。

二頭は今日、ペットホテルから引き取ってきました。
IMG_0975
三週間以上預けていて、流石に可哀想で・・・

日中はデイケアに預けます。

私の泊まり込みはまだ続くので、夜は二頭だけでお留守番です。
IMG_0980
早朝から寝る前のトイレの時間まで、何度か帰って面倒を見ることになります。

私はさらに忙しくなりました。本当にできるのだろうか・・・



でも、なんとかします!

今の私にできないことはありません。(キッパリ)



しかしながら、お迎え時、他の犬に噛まれると言う災難がありました。
IMG_0974
ペットホテルの人が犬を飼い主に渡した後、2メートルぐらい離れていた私にいきなり噛み付いてきたのです。

飼い主さんは「ごめんなさ〜い」と言って、私の傷も見ずに帰ってしまった。

ありえませんわぁ。

小型犬で、私はスウェットパンツを履いていたからまだ良かったけど、素足だったら流血ものです。

家に帰ってから、ペットホテルに飼い主に苦情を言うよう連絡しました。

すぐペットホテルのマネージャーから電話があって、謝罪と飼い主に出禁も有りの抗議をするとのことでした。

ペットホテルも犬も悪くないです。悪いのは飼い主のみ。

あんな飼い主に飼われている子は可哀想だわ。


最後は、夫のベッド脇で毎日運動してます。
 IMG_0962
日本じゃ考えられないですよね。

でも、アメリカでは何でもありだ!

 

三週間

9月になりましたね。

ICUに住み始めて三週間経ちました。

夫は頑張っています。

相変わらず、一歩進んで半歩下がるような状態で、その一歩も赤ちゃんの歩幅です。

ですが、先生たちも色々試して、前に進めるよう頑張ってくださっています。

現代の医学の凄さを目の当たりにしています。



三週間もICUに居ると、とんでもない事態の経験値がどんどん上がっていきます。

それは、いつかチャンスが合ったら書きたいと思いますが、ちょっとだけ。


友人が来て、看護師さんに「この人、全然食事してないんです!」と言ったら、フルーツの盛り合わせを持ってきてくれたのですが、

えっ、何人前?
IMG_0950
患者さんにこの量、食べさせるんだ。凄い。

病室からの眺め
IMG_0956
先日のスーパームーンの翌朝です。

まだ暑いんだけど
IMG_0949

病院内極寒で、夜はダウン来て寝てます。
IMG_0955

私のベッド
IMG_0944

駐車場の一部がヘリポートになってます。
IMG_0960
患者さんが運ばれてきたり、どこかへ運んで行ったり、

今回は運ばれていきました。
IMG_0961
週に3〜4回はヘリの発着見ます。

最後はレントゲンの機械
IMG_0930
技師さんが毎晩、新幹線の車内販売みたいにこれを押してやってきます。




 
このブログは、転勤族で数年ごとに海外を転々としている(アメリカ、サウジアラビア、シンガポール、日本、ドイツ、ノルウェー、アメリカ!)我が家の各国の生活と、一緒に移動している犬達の記録です。 現在登場するのは、ちばわんのHPで犬の募集掲載を担当している私、ちばわんから引き取った「タス」、テネシー州の保護団体から引き取った「ストーム」そしてノルウェー人の夫。二人と二頭が、アメリカ・ヒューストン郊外で暮らす日常を綴っています。 ヒューストン以前は、オーストラリア出身のラブラトールのテディ(2009年7月6日没)、シンガポールのとある道路の穴で5匹の子犬を産み、子犬共々保護したマリア(2014年8月15日没)、ちばわんの預かり犬からドイツ・ハンブルクへの引っ越しを機に家族になったマット(2015年10月21日没)、やはりちばわん出身で元麻薬捜査犬候補、はるばる日本からドイツへやってきた元気(2015年12月22日没)たちの記録です。 私がボランティア活動をしている「ちばわん」にはまだまだ沢山の犬猫が本当の家族を待っています。リンク集の「ちばわん」をぜひご覧ください!日本での預かりボランティア時代の日々は「旧ドイツ犬日記」に綴っています。 募集犬とたまにうちの犬を載せているインスタはこちらです。 https://www.instagram.com/kuminaess/
記事検索
メッセージ

名前
メール
本文
最新コメント
月別アーカイブ
  • ライブドアブログ