先日の記事の後、気温はぐんぐん上がり、凍結はどんどん溶けて、お散歩道はデロデロになりました。

もう滑らなくていいですけど、お散歩後の足洗いが大変です・・・(泣)



さて、先週ですが、夫の迎えに男子二頭連れて行きました。

会社の若い男性が、遊んでくれて二頭は大喜び!

後日、彼がマットのことを、

「あの子、カッコいいですよね~。どんな犬種が入ってるんですか?あの子みたいな犬、飼いたいんですけど、どこに居るんだろう?」

と、言っていたそうな。

「日本に行けば、沢山いるよ!」と言ってあげたい(笑)


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マットさん、日本では「不細工」だの、「ヅラ」だのと言われさんざんでしたが、ドイツに引っ越してきてから大人気です。

「ふ~ん、ドイツ人ってこういうタイプが好きなのか。なるほどねぇ」と思ったものですが、ノルウェーに来てからも、お散歩中に年配の女性がわざわざ道の反対側から近寄ってきて、マットを指さし、

「この子、あなたの犬なの?素晴らしい~~!!」

なんて言われたこともあります。

鬼のような飼い主は思わず、「え~、そうですかぁ?」と聞き返してしまいましたよ(笑)




察するにマットは、ゲルマン民族受けするようです。

彼をカッコいいとか、素晴らしいとか言う人達ってどうなの??と思わないこともないですが、北ヨーロッパの子供向けのキャラクターの可愛くなさを見ると、美意識の違いに納得です。


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画像で見ると厳ついですが、毛は柔らかくてフワフワ、体もムチッとして触り心地抜群です。

顎の下は特に柔らかくて、私はいつも猫をあやすように顎の下をコチョコチョしてはストレス解消させてもらっています(笑)


性格は典型的小心者で、のび太とスネ夫を足したような感じ。

自分より大きい犬に引っ付くのが好きで、以前は先代ラブ「テディ」の腰巾着でありました。

今は、テディほどではないけれど、何か怖いことがあるとすかさず元ちゃんの後ろに隠れます



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一度寝たら起きない爆睡型で、寝ている時にお散歩やトイレに出すのは一苦労。

先祖は、「ナマケモノ」に違いありません・・・



機嫌が良いと床に寝て、樽のようなムッチリボディを部屋の隅から隅までゴロゴロ転がし、ブタのようにブイブイ言って喜んでいます。

そして、何か訴えるときは、キュンキュン言いながらムーンウォークでどんどん後ろに下がっていくので、やがて壁にぶつかり驚いて飛び上がる姿に大笑いです。


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極度の「大袈裟君」で、足を踏みそうになっただけで「キャン!」と叫び、本当に怖い時は口がでます。

が、今まで被害にあったのは私だけなので、人を選んでいるのかもしれません


ゴミ箱漁りは得意だけれど、今まで物を壊したことは一度もありません。

同じおもちゃを何年もハムハムしている姿はとても可愛い・・・そして実に経済的です(笑)



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なんか、色々書きだしたら止まらなくなりましたが、最後にマットが我が家の一員となった経緯を簡単に。

マットは、ちばわんの預かりっ子でありました。

その前の預かりっ子の滞在が延長されたので、次に来るはずだった子が他の預かりさん宅に行き、マットが家に来ることになりました。

預かり中、ドイツに転勤が決まり、悩んだ末に一緒に連れて行くことにしたのが2003年12月。

もう10年近く一緒にいることになります。



彼の性格を考えると、今後どこに行くかもわからない我が家より、日本に居たほうが幸せなのではと真剣に考えました。

でも、あの時連れてくる決断をして本当に良かったです。

この10年、一緒に暮らして本当に楽しかった!

老犬と呼ばれる年になり、あとどれ位一緒に居られるのだろう?と考える日もあるけれど、まだまだ元気に飛び回っています。


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マット、今までありがとね。

そして、どうか一日でも長く皆で一緒に居られますように!!