ドイツでは2日から会社もお店も通常通りに営業しているので、全くお正月と言う気がしません。

もちろん年が明けていろいろ変わったこともあるのですよ。

その一つが消費税のアップ。

こちらでは付加価値税といいますが、今まで16%だったのが1月1日から19%になりました。

1月1日からなのに、12月ごろから徐々に値段が上がっている物もあって、なんか納得いかない気分です。

それはさておき今日は獣医日記番外編です。

画像が無いのでこちらに書くことにしました。

ちょっと重い話です。





当然ですが、獣医さんにいると楽しい仕事ばかりでないのがよくわかります。

その最たるものが「安楽死」でしょう。




今日はナポリタン・マスチフの最後に遭遇しました。

8歳、60キロの男の子です。

心臓に持病を抱えていて、この半年で3回倒れたそうです。

毎回数日後には元気になったのですが、倒れるたびに犬は苦しい思いをして、それを見ている飼い主さんのストレスも絶頂。

そして何より大型犬なので、倒れると大人一人では動かせなくなってしまうのです。

何時起きるかわからない「最後の発作」を待つよりは苦しまずに逝かせてあげたい、とのことで今回の発作を機に注射を打つことになりました。




たいていの場合はお家まで行くのですが、今回は来院しました。

来た時は元気で、見た目には全く病気のことはわかりません。

だからちょっとつらかったです。

でも飼い主さんは決して治療を放棄した訳でなく、むしろ8歳まで生きられたのは飼い主さんの願いと努力の賜物だったのです。

本当はもっと早く逝ってしまっていたかもしれません。




こんな場合私だったらどうするだろう?

最近とっても老けたなぁ、と思うテディとダブって真剣に考えました。

去年まで打ち上げ花火の音になんて全く反応してなかったのに、12月31日の晩、一晩中震えていました。

階段を踏み外す頻度も高くなったし、プルプルすると少しよろけるようにもなっちゃったし・・・

例えば何かの発作に襲われたり、それともこのまま年取って動けなくなってしまったらどうしよう?

私達もいつか最後の決断をしなければならない時がくるのでしょうか?





新年早々重い話題で申し訳ありません。

でも大型の老犬の飼い主としては避けられない問題だと思うのです。

心の準備は必要だけど、その時は一分一秒でも先であって欲しい。

そう思って私は、今年一年三頭が元気で楽しく暮らせるようにドイツの曇り空(!?)の下で祈ったのでありました。





「まだ元気だってば!」


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