2012年04月

週末のマリアさん

金曜日の点滴のおかげで下痢は止まりました。

なので土曜日は点滴には連れて行かず、家で静かにすごしました。

午後あたりから、食欲が復活してきて、この数日食べられなかった分取り戻す勢いです。






ところが、下痢が止まったのはいいけれど、今度は何も出なくて困りました。

三日目になって、さすがにこれはまずいのではと思い、窮余の策・・・

実は、マリアさん、ドライブするとすぐ出るのです。




車が嫌いなので可哀そうなのですが、下剤を使うよりはいいだろうと思い、5分ほどドライブしました。





眺めのいい場所まで行って・・・

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スッキリ!(笑)

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もう、ペースは本当にゆっくりになり、時々フラつくので、そんなに距離を歩けません。

それでもいろいろな場所の匂いを嗅いで、久々に獣医さんでは無い外出に満足そうでした。






マリアさんに関しては、昨年の12月から今回と、4ヶ月ちょっとで二回も「安楽死」の提案を受け、私もいい加減肝が据わりました。

飼い主の希望的観測をしても、もうマリアさんが去年のようにスタスタ歩けるようになるとは思えません。

二度も死の淵からよみがえってきたけれど、三度目は無いと思っています。

もし、また何かあったらそれが最後になる可能性は高いし、そうでなくてもこのまま弱って、そんなに遠くない将来フェイドアウトしていくのだと思います。





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これからは毎日、それをずっと心にとめて生活していかなければなりません。

今のマリアさんへの唯一の願いは、「寿命をまっとうして欲しい」、と言う事だけです。

いつか必ず最後の時が来る、それがどうか彼女の「寿命」であって欲しい。

不慮の出来事で命を落とすことが無いように、と祈るばかりです。

だから、人間の都合で安楽死の選択はしないし、もちろん不毛な延命もするつもりはありません。






これからマリアさんとの生活は大変になっていくと思います。

私には、ここノルウェーで犬友達と呼べる人は一人もいないし、日本人の友人に会うのでさえままならい状況です。

それでもブログのおかげで、とても沢山の方々に心配していただき、本当に嬉しかったです。

励ましてくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。どうも、ありがとうございます!






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でも、最後にちょっとだけ、

獣医さんに言いたい一言がある・・・

「回復したぞ、おりゃ~~!!」(笑)





頑張るマリアさん

今日は点滴に行きました。

朝も酷い下痢で、ヨロヨロしていました。

連れて行くのすら可哀そうだった・・・

でも、獣医さんで一日点滴してもらって、夕方にはフードも食べたそうです。

今晩様子を見て、また明日点滴するかどうか決めることになっています。





で、当のマリアさんはと言うと・・・





ちょっと復活してます!

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生気が戻ってきたみたい。






夜には控えめながらキッチンにも参上しました!

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点滴すごい・・・

一時的な効果なのかもしれません。

でも、すごく嬉しい。



食欲も復活してきたようなので、ちょっとずつだけど好きなもの何でも食べさせてます。

安心にはほど遠いけど、ここが頑張りどころだと思って、出来ることすべてやろうと思います。






下僕は床・・・(笑)

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今日のマリアさん

マリアさんのことご心配いただきありがとうございます。

昨晩から状態は悪化傾向にあり、強制給餌と給水に切り替えました。

昨日の夜から今日の夕方までまるで置物のようにずっと寝てばかりでしたが、夜になって少し動き出すようになりました。




ノルウェーの獣医さん、率直です。

「前回、絶対ダメだと思ったの。でも、復活したよね。だから今回も出来るとこまでやってみよう。でもダメならその時は安楽死しかないと思う。」

そんなぁ・・・まだ立てるのに、歩けるのに・・・

日本の獣医さんならこういう言い方はしないだろうなぁ。

正直へこみます。




価値観の違う人達とやりあうことは長い海外生活で慣れたけど、それでもこんな時は激しく神経がすり減ります。

でも、そんな事言ってられません。

マリアさんの生命力に賭けます。

そして私は、飼い主として自分の信じる道を進むつもりです。





明日、点滴してもうらことにしました。

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男子は元気です。



ドテッ!

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マリアさん

昨日の出来事です。

マリアさんが急に嘔吐しました。

8時間以上経っているのに、朝食が未消化で出てきて、その後すぐ下痢が始まりました。

12月に患った急性膵炎と似た症状です。

焦りました・・・




急性膵炎は再発する可能性が高いのですが、その度に危険度が増していきます。

たった4か月で、またあんな痛みを経験するのは可哀そうすぎる・・・

車に乗っているのも大変な苦痛なので、獣医さんに行くのすらためらわれるほどです。

今回は下痢が止まらず、さらに焦りました。




でも獣医さんに連絡すると、当然「すぐ連れてこい」と言うことで、行って血液検査をしてもらった結果、膵炎ではないことが判明しました。

一安心です。

でも症状が酷く、「もしかしたら胃腸に何か詰まっている可能性もある」と言われ、このまま薬を飲ませるのは大変危険だそうで、レントゲンを撮ってからバリウムのような液を飲ませて一晩様子を見ることになりました。






獣医さんで固まるマリアさん

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夜中もずっと下痢が続いてどうなることかと思いましたが、今朝獣医さんでまたレントゲンを撮ってもらい、閉塞は無いことがわかり、また一安心です。

でも、下痢が止まらない・・・(泣)





なので、下痢止めと療養食と電解質サポート水で様子を見ることになったのですが、マリアさん、お腹はすいているらしいのですが全く食事してくれません。

薬も無理やり飲ませたのだけれど、10分後には吐き出してしまいました。

大好物の茹でたササミでさえ、そっぽを向いてしまいます。水分も全く取ってくれません。





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こういう時は無理強いしない方がいいのでしょうか??

でも、そうすると体力、筋力がどんどん落ちてしまいますよねぇ。

老齢にはきついです。






その上、前歯が一本抜けた・・・(泣)

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頑張るんだ、マリアさん!



郵便

日本から荷が届きました~~。





カプアンパパさんが送ってくださったのです。

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日本でお会いした時に、「ノルウェーには、すごく不味いカップラーメンあるけれど、焼きそばはない」と言う話をしたら、わざわざ送ってくださいました。

感激です。ありがとうございました~。






同時に、自分で送った荷物も届きました。


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この段ボールを4箱送ったのですが、3箱届きました。

中身は、ほぼ日本食材と雑貨です。




実はこの箱は日本郵便が出している一番大きい箱(特大サイズ)です。

なので重量もかなりなもの・・・全て10数キロです。

でも、ノルウェーの郵便局はこの荷物を家まで配達してくれません。




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以前にも書きましたが、ノルウェーでは自分の家に郵便受けを設置できません。

自分の住居の近くに何軒かまとめて郵便受けを置く場所があり、引っ越して来たらそこに自分で郵便受けを買って設置しなければならないのです。

そして、その郵便受けに入らない郵便物は、国内便・国際便を問わず、郵便局まで取りにいかなければなりません。

だから、小包類はほぼ100%郵便局止まり。

家まで配達してくれるのは、EMSや書留などのような配達の証明が必要な物だけで、それも1回しか来てくれません!!

再配達はしてくれないのです。

不在だったら、たとえ速達でも(あるのかノルウェーに速達って??)取りに行かねばなりません。

それも郵便局、結構遠い・・・





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余談ですが、引っ越してきて初めて不在表見たときは驚きました~。

送付者とか小包の種類とかの情報が一切書いてないのです。

そして一番驚いたのは、「郵便局に取りに来い」としか書いていない・・・

家のエリアに大きな郵便局二つあるのですけど、いったいどっちに行ったらいいんだよ!!!





まぁノルウェーのサービスって、全てにおいてこんな感じです。

郵便局に限って言えば、私はいいですよ、まだ体力もあるし車もあるから。

10キロの箱も持てます。でも、これが老人だったらどれほど大変だろう、と思います。

家の郵便受けに行くのでさえ、一仕事ですよ。

義母は一昨年の冬、郵便を取りに行く途中、転んで両手首骨折しました。




郵便屋さんは家まで来てくれるもの、と思っているのは私が日本人だからなのかもしれませんが、でもやっぱり何かおかしい。

だって、こんなサービスの悪いのに、郵便料金は日本のほぼ倍です・・・






荷物の中に入っていた、友達のワンちゃんが着られなくてもらったTシャツ



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「似合う??」

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春の庭

ノルウェーも春です。





晴れた日のほうが寒いんだけど・・・

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庭に出すと必ず座る二頭・・・なぜ??

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「それはですね・・・

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・・・偵察です。」

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なるほど。




でも君の考えてることは違うよね。




「? ? ?」

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ほら、これだよ、これ!

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洗ったばっかりなのに~(泣)

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マリアさんは、我関せず・・・

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最後は男子二頭のシンクロナイズド・ピーイングです。(笑)

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繁殖

昨日、チワワとMダックスを連れている人を見かけ、突然思い出しました。

日本からの出発日、早朝のフライトで電車が無く、タクシーを呼んだのです。

午前3時過ぎ・・・パッキングや諸々で結局徹夜だった私の頭は朦朧としておりました。



でも運転手さんは妙にテンション高い人で、いろいろと話しかけてくれます。

前半の会話はほとんど記憶にないのですが、後半になって・・・





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運転手さん(以下「運」)「それにしても早いですよね~。どちらに行かれるんですか?」

私 「行くんじゃなくて、帰るんです。ノルウェーに住んでるんですよ。」

運 「え~、そうなんですか!ノルウェーに住んでるお客さんは初めてですよ~~!!ナンチャラ、カンチャラ、ブラブラ、ブラブラ・・・・・・で、どのぐらい日本にいらしたんですか?」

私 「3週間です。本当はもっと長く居たいんですけど、犬の体調が今一つなんでこれが精いっぱいなんです。」

運 「あ~、わかります、わかります!ウチも犬三頭飼ってるんで!!」

私 「へぇ~」

運 「チワワとMダックスと、そのミックスです。知らない間にかかっちゃったんですよ。それも年に2回も!



一気に目が覚めた・・・



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私 「えっ、えっ、えっ?何匹生まれたんですか??」

運 「1回4匹で計8匹です。本当は全部ウチの子にしたかったんですけどねぇ。さすがに無理ですわ。アッハッハッ!

私 「あの~、去勢か避妊手術された方がいいのでは・・・」

運 「そうなんですよぉ。やらなくちゃいけないとは思ってるんですけどね。まだなんです。

私 「・・・・・・・・・





この運転手さんは、本当に犬が好きなんだろうと思います。

でも、犬の生態に関する重要な知識が欠落している・・・

生まれた子犬はすべて友人・知人に貰われて行ったそうで、幸せになっていると思いたいけれど、次に生まれたら一体どうするつもりなのでしょう??



「いらなくなった」と言ってセンターに持ち込むような飼い主は言語道断だけれど、この運転手さんのような悪意の無い人の認識不足が、センターの頭数を増やす原因でもあるのです。

殺処分ゼロへの道のりは厳しい・・・

でも、頑張らねばなりません。








ちばわんは殺処分ゼロを目指しています。


ちばわんの趣旨




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お散歩

ずっと「そろそろかなぁ・・・」と思っていたのですが、思い切って三頭のお散歩を分けることにしました。

この数か月、マリアさんの歩みがちょっと遅くなってきて、特に帰り道は元ちゃんと一緒のペースでは歩けません。

なので、途中少し休んだりするのですが、そうすると元ちゃんが暇を持て余します。

でも、人や他の犬に合わせて「ゆっくり歩く」ことや、「待つ」ことは元ちゃんにとっては大切なトレーニングの一つなので、三頭で歩くことはそれなりに意義がありました。

ただ、マリアさんが年を取ってきて、もしお散歩途中で何かあった時、三頭では身動きが取れない・・・

なので大事を取ることにしました。


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土曜日の夕方、夫が男子二頭を、私がマリアさんを引いて一緒に出発しました。

私とマリアさんは途中で引き返そうと思いだんだん距離を開けていったのですが、これが大きな間違い!


マリアさん、離れまいと男子組の後をついて引っ張る引っ張る。

十字路で一瞬、男子組の姿が見えなくなると、耳を立て左右前後に頭を振り必死に探しています。





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結局、かなりの距離三頭一緒に歩くことになりました。

それでも途中で引き返してきたのですが、今度は何度も何度も振り返ってなかなか前に進みません。

普段あまり感情表現の少ないマリアさんの困惑っぷりに、私はまるで悪人になった気分です・・・




「今後は一緒に出るのはやめよう」と言うことになったのですが、今日はすこぶる体調も良さそうで結局朝も夕方も三頭一緒に行きました。

昨日の経験で懲りたのか、マリアさん、男子組から離れません。




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いずれは一緒に行けなくなる時が来る・・・

だから早めに準備はした方が、と思ったのですけれど、もうちょっと待ってもいいかなぁ。



家に来てから13年半、ずっと誰かと一緒に歩いてきたマリアさん、

普段、他の二頭とべったり一緒に居るわけではないのだけれど、やっぱり独りは嫌なんですねぇ・・・




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観察

おっと、いつの間にか金曜日だ!

それも13日の金曜日・・・




さて、先日載せた「にゃんこ先生」、大人気ですね~。




実はこんなのも買ったのです。

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悪そうな顔してますよ(笑)






2つ並べると・・・

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本当は立体的な携帯ストラップが欲しかったのですが、売っていませんでした。

もしかして、iphoneの普及でストラップ市場は縮小しているのでしょうか??





それはさておき・・・

3年前の春、母の3回忌から戻るとテディの左骨盤のあたりがパンパンに腫れていす。

すぐ獣医さんに診てもらい、診断は骨肉腫でした。

家を離れていたのはひと月でしたが、出発前にはそんな腫れは全くなかった・・・

病気の急な進行に驚くとともに、「もし、一緒に居ればもっと早く気が付いたのに」と悔しい思いを噛みしめました。




トラウマ、と言うほどではないけれど、それ以来長期の旅行の後に「何か起きるのでは?」と不安になります。

なので、戻った後は穴のあくほど犬を見つめるのです。

でも、自分がいささかバカだと思うのは、出発前は忙しくてよく見てないから顕著な違いしか分からない・・・

普段からもっと良く観察しないとなぁ、と思う今日この頃です。




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到着!


ノルウェー時間の昨晩、無事に到着しました。

毎回そうなのですが、日本から戻ると自分の家なのに人の家に来たようなビミョ~な感じがします。

日本に戻る時は、どんなに時間が空いていても、そんな事ないんですけどね。




ちなみに年末年始、夫が日本に行った時の第一声が、

「家に帰ってきたようだよ~~!!

私たち、日本移住計画練った方がいいでしょうか(笑)





三頭は元気です!

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元ちゃん、ちょっと太ってた・・・

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「管理がなってない!!」と、夫は私にこっぴどく叱られました(笑)

フードは規定量、オヤツも朝晩二回しかあげてないよ~、と弁解していましたが、太ってきたのには気が付いていた様子。

「だったらフード減らさんかい!!!」とまた叱られました。




犬の世話は非常に真面目にする人なので、お散歩もいつもより長く行ったと言うのも信じられるのですけど、それでも太ったのは、日中私のストーカーができなかったからに違いありません。

ストーカー・ダイエットは沢山のカロリーが消費されるのだ、と言うことが科学的に証明されました。





元ちゃんの体型がこうなる前に、戻ってきてよかったです。


お腹パンパン!

nyanko






「余計なお世話じゃ!」

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このブログは、転勤族で数年ごとに海外を転々としている(アメリカ、サウジアラビア、シンガポール、日本、ドイツ、ノルウェー、アメリカ!)我が家の各国の生活と、一緒に移動している犬達の記録です。 現在登場するのは、ちばわんのHPで犬の募集掲載を担当している私、ちばわんから引き取った「タス」、テネシー州の保護団体から引き取った「ストーム」そしてノルウェー人の夫。二人と二頭が、アメリカ・ヒューストン郊外で暮らす日常を綴っています。 ヒューストン以前は、オーストラリア出身のラブラトールのテディ(2009年7月6日没)、シンガポールのとある道路の穴で5匹の子犬を産み、子犬共々保護したマリア(2014年8月15日没)、ちばわんの預かり犬からドイツ・ハンブルクへの引っ越しを機に家族になったマット(2015年10月21日没)、やはりちばわん出身で元麻薬捜査犬候補、はるばる日本からドイツへやってきた元気(2015年12月22日没)たちの記録です。 私がボランティア活動をしている「ちばわん」にはまだまだ沢山の犬猫が本当の家族を待っています。リンク集の「ちばわん」をぜひご覧ください!日本での預かりボランティア時代の日々は「旧ドイツ犬日記」に綴っています。 募集犬とたまにうちの犬を載せているインスタはこちらです。 https://www.instagram.com/kuminaess/
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