7月10日の「押す」ですけど、外出から帰るとこういう状態になっているわけです。
「あっ、お帰り・・・」
私がドアを開けるまで爆睡しているので、しばらくボーっとしていて動きません。
しょうがないので、元ちゃんを跨いで家に入ります。
夫が、「ここにベッド置いてやれ」とうるさいのですよ。
だけど、そんな事したらますます家に入りづらくなるではありませんか!!
さて、突然話題変わって、私が住んでいるのはベルゲン中心部から車で30分ぐらいの郊外の小さな街です。
こんな所・・・
お役所やお店が立ち並ぶ場所は写っていませんが、これ、一応街の中心部です。
すでにリゾート感満載・・・
なので、私は「海辺に避暑に・・・」なんて言う気には全くなりません。
でもノルウェー人は夏になると一斉に脱出します。
今週から公務員の夏休みも始まったそうで、これからひと月はお役所の機能もドーンと低下してしまうのです。
昨日、お医者さんに行ったのですが、
「あなたが今日最後の患者さんよ。私、明日から4週間スペイン行くから~!」
「えっ!病院はどうなるんですか???」
「クローズするの~。」
「・・・・・・」
夏は病気にもなれん!!!
最後は、ワイン屋さんの前で待つワンちゃんです。
2011年07月
私の膝で寝る元ちゃんです。
やっぱり人間みたい・・・・・・ですよね??
さて、週末、近くの山が住宅用に造成されているので行ってみました。
獣医さんから、「マットはアスファルトを歩かせろ」と言われたのですが、家の周りにはちょうどいい道がありません。
普段はこんな感じの道ばかり歩いてる・・・
なので車が来ない新しいアスファルトの道は好都合です。
理由??
それは、コイツが爪を切らせてくれないからであります!
山の上なので眺めが良い!
こんな場所に住んだら気持ちよさそうですね~。
でも最寄りのバス停まで少なくとも20分はかかります。
車無しでは生きていけないよなぁ。
この左に立っている木の札(?)が区画番号ですよ。
この土地を買った人は、この岩を切り崩して家を建てなければなりません。
見渡す限りこんな区画ばかり・・・
大変な時間と労力が必要ですよねぇ。
ノルウェーの家の値段が高い理由の一つがこれでしょう。
ノルウェーの不動産価格の高さは、ヨーロッパの中でも目玉が飛び出るほどです。
この十数年で、価格は三倍なったと言う話も聞きます。
でも広さはともかく、こんなちゃちな造りでこの値段かい!と言う家の多さと言ったら・・・
その理由の一つは「地震が無い」からなのですよね。
もし、この国に東日本大震災規模の地震があったら、建物の9割は崩壊してしまうのではないかと思います。
地震の心配に関してだけは、この国にいて「日本より楽できる」事の一つだなぁ、とこの道を歩きながら思いました。
まっ、他に辛いこと盛りだくさんだけど・・・(笑)
マットさん、見切れてる
元ちゃんがドアの前で寝ているのです。
押すと逆に体重かけてくる犬っていますよね?
元ちゃんはその傾向がかなり強めです。
押すとその三倍ぐらいの力で押し返されます。
ちなみに私がキッチンに居る時のお気に入りのスポットはここで、

引き出しが開けられなくなる・・・

黒いお坊ちゃん、しぶといです。
引き出しを開けようとすればするほど踏ん張るので、延々と攻防が続きます。
犬と飼い主の主従関係を形成する上で、こういうのは良くないのはわかっているけれど、押し返す時の必死な形相がまるで何かのトラウマのようで、どうも強く出られません・・・
ちなみに元ちゃん、お留守番時は必ず玄関のドアに寄りかかって寝ています。
ドアが外開きで良かった・・・
内開きだったら家に入るのに一苦労です。(汗)
何か不安でそんな風になるのだろうか?
もう何も心配してくていいんだからね!

最後はめずらしく凛々しいマリアさんで~す。

この方でした。

2メートルぐらいまで近づいてきて、やっと私たちに気がついてコロンと丸まりました。
気がついた時の「ハッ!」って顔がすごく可愛くて大笑いしてしまいましたよ。
ここは車の通らない道だけど、車道で丸まったら轢かれちゃいますよねぇ。
いやはや、気をつけてほしいものです。
さて、最悪の夏と言われている割にはお天気いいです。
庭で沢山遊べるので助かります。
毎回飽きずにゴロゴロする元ちゃん。

つられてマットも!

テニスコートのローラーみたいだ・・・

ブタの身悶え・・・


はいはい、まぁお友達に「全然デブじゃないよ~」と言ってもらったので良しとしよう。
最後はなぜか意味無くひっつく三頭。


テディ
君が旅だったあの日から、もう二年も経ってしまった。
君のことを思い出して涙が止まらなくなることも、今はずいぶん減ったけど、でも今日はやっぱり少し辛いかな・・・
君が逝って少しして新しい仲間が増え、今はこんな光景が当たり前になったけど、
この二年、一日足りとて君のことを思い出さない日は無かったよ。
あの日はとてもお天気が良かったね。
100年ぶりの冷夏のノルウェーも、今日はとても気持ちのいい日だ。
この空のどこかから、君は私たちを見守っているのだろうか?
もしそうなら、君の仲間が、そして今不幸な動物たちが幸せになるよう力を貸してくれたら嬉しいよ。
私もいつか君の所へ行く。
でもそれはまだまだ先であるはずだ・・・
だから、それまで頑張るよ、今はこの仔達と一緒にね!
ドイツに住み始めてから、寒い夏にはもう慣れたのですが、昨晩夫が
「今年は1900年以来の冷夏らしいぞ、ノルウェー!!」
と、騒いでおりました。
1900年の夏??
昔すぎるよっ!!
現在生きている人は誰も知らないですよねぇ。
一体どんなだったんでしょう??
どこまで接近できるかな?
さて、これも昨晩の出来事ですが、庭に通じるドアを開けて風を通していました。
10時ごろ、それまで丸太の様にグースカ寝ていた元ちゃん、突然スクッ!と立ちあがり外に飛び出して行きました。
また小動物かな?と思って私も外に出てみると、フェンスの外に居たのは馬!!
・・・ではなくて大きな鹿でした。体長2メートルはありそうです。
フェンス越しに鹿と元ちゃんのにらみ合いが始まりました。
「元ちゃんがフェンス飛び越えるかも~~!」と夫があわてていましたが、それはちょっとあり得ない・・・
乗用車にさえ飛び乗れない元ちゃん、1メール以上のフェンスを飛び越えることは不可能に近いです。
でも鹿にとってはこんなフェンス無いに等しいでしょう。
庭に入ってきたらどうしよう、と思いましたが、しばらくにらみ合いが続いた後、鹿は静かに立ち去って行きました。
そして、帰り際に「ボワァ!」と大きな一声。
驚きましたぁ!
あれは威嚇だったのでしょうか?
いくら冷夏と言っても、裏の山には木も草も鬱陶しいぐらい生えています。
なので餌が無くなって民家の方に降りてきているとは思えません。
ゴミ漁りもされてないし、人間の食べ物の味を覚えたわけではなさそうです。
それにこの辺り、案外古い住宅地なので、今更「鹿の生息地域を侵している」とも考えにくい・・・
いったい何が彼らを我が家の周りに引き寄せているのでしょうか?
去年見かけたのは数回、その上、ここまで近寄ってはきませんでした。
今年は本当に至近距離でよく見かけます。
要するに三頭も含めて私たち、舐められてるってことなんですよね?
親しんでくれているのは嬉しいけれど、犬にそこらへんの事情はわかりません。
事故の無いように気をつけないと・・・
特に元ちゃん!
昨日の続きです。
三日目は大したアクシデントも無く過ぎました。
最終日はパディントン駅からヒースロー・エクスプレスで空港に向かいます。
またご登場。
夕方の出発で日中は街をふらふらしていましたが、お天気が悪かったので早めに空港に行くことにしました。
パディントン駅について、ヒースロー・エクスプレスの切符を買う窓口に向かうと長蛇の列。
自動販売機は全てストップしているし、改札はすごい人だかりです。
係員に聞いたら、落雷で停電、次の便はいつ発車するかわからない、と言うではありませんか。
どこまでついてないんだ私たち・・・
ヒースロー・エクスプレス
幸い時間はあり余るほどあったので、ひたすら待ちました。
でも、空港行きですからね~。
遅れたらフライトに間に合いません。(当たり前)
電車なら15分ぐらいですけど車だと1時間以上かかるし、「間に合わないだろっ!!」とブチ切れ、係員にあたり散らしている人いましたよ。
あんな事してる暇があったら即刻他の方法を考えた方がいいと思うんですけど、どうでしょう?
1時間ぐらいで開通して、空港に向かいました。
帰りはフランクフルト経由です。
搭乗が終わって、滑走路うに向かう途中で機長からのアナウンスが、
「今の時間ラッシュアワーで6分に1本発着してます。この便は少し遅れたので離陸のスロットが1時間先になってしまいました。このままお待ちください。」
・・・・・・再び絶句です。
フランクフルトでの乗り継ぎ時間は50分しかない!
それもベルゲン行き最終便です。
フランクフルト空港、午後9時半
結果は1時間以上遅れて、乗るべき便はすでに空の上。
フランクフルトに1泊することになりました。
ホテルは航空会社が手配してくれましたけど、スーツケースは空港預かりで出してくれません。
諸々全てスーツケースの中だし、ドイツにコンビニなんてないし、もうお店は閉まってるし、もらったお泊りキットには碌な物入ってないしでとても不便だったのですが、一番の不覚はPCと携帯の電源コードを手荷物に入れておかなかったことでありましょう。
翌朝一番の便をアレンジしてもらい、と言ってもど田舎ベルゲンに行く便なんて1日数便しか無いので、お昼過ぎやっとベルゲンに戻ってこられました。
期せずして滞在したフランクフルト、ドイツはやっぱりドイツであった!!
でも、ドイツ語、ドイツ人、アウトバーン等懐かしかったです。
そしてベルゲンに戻ってしみじみ思いました。
ノルウェーってなんてシケた所なんだろう、と・・・(笑)
懐かしのアウトバーン