2008年12月

もぐらの年越し

日本では紅白歌合戦が始まるころでしょうか?

ドイツはまだ31日の午前中です。





2008年は私にとって激動の年でした。

母の突然の死。

早朝の日本からの電話。

家に着いて見た冷たくなって横たわっている母の顔。



ぼーっとお散歩している時や、車を運転している時、未だにあと時の事がフラッシュバックして心臓が縮む思いです。

これ、いつになったら収まるんでしょう。





2009年は平穏であって欲しいと心から願います。





さて、我が家は昨日から臨戦(?)態勢です。

ドイツでは毎年31日に打ち上げ花火をします。

それがすごいのなんのって・・・





普段花火はご法度。

毎年29日から31日までの三日間、年越し用に売り出されます。




3年前からテディはこれが駄目になりました。

大パニックです。

去年から睡眠薬を処方してもらっています。




気の早い人たちが昨日から花火をあげだして、昨日の夜夫を迎えて家に戻ると大、小、嘔吐が家じゅうに・・・

大変なことになっていました。

幸い我が家には地下室があって、そこをオーディオルームにしているので、今からそこに籠って「もぐらの年越し」(笑)します。






2009年、世界はどこに向かっていくのでしょう?

またいろいろな事があるのでしょうね。

幸せな事がちょっとでも多くなるよう祈るばかりです。






そして・・・







2009年、不幸な動物に一刻も早く幸せが訪れますように


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ペット税

ドリコムブログ、

「年内復旧はありません!!」

と言い切ったのに、障害なおってますね。

まっ、良かったです。



日本はすでにお正月ムード一色でしょうが、ドイツはまだまだクリスマスの余韻にどっぷりつかっています。

なので今日はクリスマスデコレーションの画像を載せますね。

会社もお店も31日2時頃までやっているところが多く、年明けのお休みは1月1日だけです。

日本の「お正月気分」が懐かしい・・・





白クマとペンギンのコンビネーション。意味不明・・・


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話は変わって、今日のニュース記事に、自民党の動物愛護管理推進議員連盟が、

「ペット税の導入を検討する議論を開始する」と出ていました。

以前にも何度か書きましたが、ドイツではペット税が導入されています。

この案、個人的に大いに賛成です。

2008年のペット税







2006年度、日本の自治体で殺処分された動物は約34万頭です。

この話をドイツ人にしても始めは信じてもらえません。

と言うより、食用となる家畜の屠殺方法や、屠殺場までの移動キロ数まで制限のある動物愛護精神の高いドイツでは、そんな多数の動物が処分されている、と言う事実は想像の範囲を超えています。

「日本ってそんな国だなんって知らなかった・・・」と、言われた時は、さすがに「言わなきゃよかった!」と思ったほどです。






テディベアで有名なSteiff社のぬいぐるみソリ!


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ちなみに、導入された場合ペット税の税収は、

1) マイクロチップの普及

2〉 動物収容施設の収容期間を延長するための運営費

3) マナー向上の啓発運動費用

などに利用される予定だそうです。


ドイツでも税収の使い道は似たり寄ったりだと思います。

が・・・

日本とドイツには大きな違いが一つあります。






それは店頭での生体販売の有無。

要するにペットショップです。

ドイツでは犬猫の店頭での生体販売は禁止されています。

これも何度も書きましたが、犬や猫が飼いたい場合は、新聞の広告欄を見たり、有料のペット雑誌を買ったり、インターネットで検索したり、もしくはシェルターに出向いていかなければなりません。

ある日、思いついてペットショップにふらっと立ち寄り、可愛い子犬を見つけて衝動買い・・・なんて事はあり得無いのです。

だいたいそう簡単に人を信用しないドイツ人。(笑)

ブリーダーさんの審査も厳しく、そう簡単には子犬を譲渡してもらえません。






売り物じゃないと思いますが、多分眼の玉が飛べ出るようなお値段でしょう。(笑)


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本当に上記の事に利用されるなら、ペット税の導入は動物愛護への大いなる前進となるでしょう。

でも店頭での生体販売が続く限り、殺処分ゼロへの道は果てしなく長いものであると言わざるをえません。

「環境省はペットの引き取り数を17年度末までに約21万匹に抑える方針を打ち出している」

そうですが、かなり達成の厳しいゴールに見えます。



誤解されないように一応書いておきますが、私は個別のペットショップが悪いと言っているのではありません。

良心的、献身的なペットショップオーナーさんは沢山いらっしゃいます。

それにこれだけ確立している業界、この慣習ををいきなり廃止することも不可能でしょう。

でも、水を流し続けているバスタブと同じ。

いくら蓋をしたところで、水道を止めなければ水はどんどんあふれ続けていくのです。

無責任な飼い主を減らしたい、殺処分を減らしたいのなら、まずは動物が安易に入手できないようなシステムを構築するのが先決なのではないでしょうか??









ハスキー(マラミュート?)、実物大です。

このサイズのラブがあったら欲しいなぁ・・・


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ブログ障害

ドリコムブログ、ファイルサーバー障害で取り込み済みの画像が表示されなくなってしまいました。


一生懸命修理されてるそうですが、年内の復旧は無いとのこと。


新しい画像は載せられるとこのとなので、随時更新はしていきますね。




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獣医日記

何か月ぶりでしょう??

獣医日記更新しました。





三頭は元気です!








あら、あら、マリアちゃん、どうしたの??


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デモ行進

昨晩街に出て、すごい光景を目撃しました。






街はクリスマスで浮かれてるのに・・・


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ブランドショップが集まる通りを歩いていると、突然現れた黒い集団。

100人ぐらいの若者が何か叫びながら行進してきます。

その内容は、なんと、

「ナチスは出て行け!」

「資本主義をぶち壊せ!」




彼ら人種差別、性差別、資本主義に反対するグループで、日本でも有名なネオ・ナチと真っ向から対立する左翼系の人々です。

資本主義はともかく、人種差別、性差別反対なんて真っ当な意見の持ち主のように聞こえますが、彼らはとても過激なのです。



行進の画像は怖くて撮れませんでしたが、行進しながら彼らがした事と言えば、工事用の仕切りを乱暴に倒していった・・・





車が通れなくなっちゃった!


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そして彼らが去った10秒後ぐらいに今度は白ヘルメットの軍団が!






警察です。


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左翼グループの少年が倒した自転車が路上駐車の車に当たって、彼はすぐさま拘束されました。





ちょっと暗いけど地面の黒い物体がその少年。


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人が逮捕される場面って初めて見た・・・


最初4、5人の警官が一斉に彼に飛びかかって、地面に倒し、押さえて身体検査して、それから前のお店のガラスに張り付くように立たせて、やがて連行されていきました。

映画みたいでしたが、時間はもっとかかってました。







少年を取り調べる警官。


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こんな場面を悠長に写真なんて撮ってたら怒られるかと思って、とてもこれ以上は近づけませんでした。


だから残念ながら少年が立たされてる姿は隠れちゃってます。








車の状態を調べる警官。


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この通りでの路上駐車は違法じゃありません。

新車のようです。

オーナーさんとんだ災難です。





帰りの車の中で聞いたラジオによると、左翼グループは800人ばかり集まってデモ行進を行い、こういった光景がハンブルク中心街の至るところで繰り返されたらしいです。

私もこの後、さらに2か所で警察との衝突を目撃しました。

ちなみにデモの申請はちゃんと受理されたとのこと。

このデモ自体は違法じゃなかったのですが、彼らは直前になってルートを変えて、こういった蛮行におよんだわけです。




ところで、このグループの人達、どうみても少年少女だった・・・

社会主義、反ナチズム、反権力主義、etc.

彼らは自分たちが声高に叫んでいることの意味がわかっているのでしょうか?




黒ずくめの服装がクールだから、物壊すのが楽しいから、皆が怖がって面白いから・・・

隣のお兄ちゃんが左翼だから仲間になっちゃおう・・・

いや、逆に隣のお兄ちゃんはネオ・ナチだから左翼にしとこ・・・

ぐらいの気持ちで参加してるように思えてなりません。





ネオ・ナチにしても同様ですが、命を賭けてもいいぐらいの覚悟があるならまだしも、大した主義主張も無く参加しているだけなら、車にかすり傷をつけて逮捕歴と、極左や極右のレッテルを張られる前に、もう一度考え直してみた方がいいのでは??




・・・と思うのは安穏と暮らしてきた日本人の戯言でしょうか?






ちなみに私が昨日目撃した警察官たちは日本で言うところの機動隊みたいな人達ですが、の3分の1以上は女性です。

私より背の低い人なんかもいたりして、大丈夫なのかと思ってしまいますが、腕力はきっと100倍以上でしょう。(笑)

ドイツ女性、頼もしいです!!






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頬皮枕

先日ご紹介した首皮枕。

10月25日



首の皮だけじゃありませんよ!








ほっぺたの皮も枕にします!!


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何だって自前だぜ。


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さて、こちらは冬のお散歩画像。






森がスカスカ・・・


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この森が茂る頃にはもうこの近所をお散歩することも無くなるでしょう。

最初はとんでもない所に引っ越してきたと思ったけれど、住んでみたら結構良かった・・・

引っ越し非常に残念です。

大家さんに延長頼んだけど、それも駄目だったし、家が見つかるまで日本に帰れません!

母の命日は3月25日ですが、どうやら里帰りはそれ以降になりそうです。

しょうがないので一周忌も少し遅らせる予定です。

早く新しい家見つけないと!!!






「ただいま?!」


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ブラジル料理

昨日は獣医さんのクリスマスパーティーでブラジル料理のレストランに行きました。

ブラジル料理、肉食主体のドイツではと?っても人気があって至る所にレストランがあります。

でも私はこれが苦手だ??!!

それはともかく、ご存知の方も多いかと思いますが、ブラジル式(?)は串に刺さった各種の肉をウエイターさんが次から次へと持ってきてくれます。

で、自分のお皿の上でその肉を削いでくれるわけです。







これはラムだったような・・・


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あれはポークだったかな??

ウエイターさん、マットを見て誰にともなく、

「この仔、名前なんて言うの?」

看護婦さんが「マットよ。」と言うか言わないかのうちに、大きな一切れを削いでマットにあげてしまいました。



「あ”?????!!!」

雄たけびを上げる私。

彼はニヤリとして走りさって行きました。




・・・・ちょっと頼むよ、そういう事しないでくれる。

このお肉、こんなにしょっぱいじゃない!!

当然マットは一飲みですよ!

それからお肉を持った人が来るたびにもらえると思って期待してます。




ドイツ人だったらちょっと考えられないけど、彼はブラジル人でした。

ブラジルのワンちゃんはお肉沢山食べるのだろうねぇ。

まぁ、それは別にいいんだけど、我が家の一員となってから初めての大人の味(?)さぞおいしかったことでしょう。






「もっとください。」


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残念だが、もう二度とこうい事は起こらないよ。(笑)

人間の食べ物は君の体には毒なのだよ。

君にはとっても長生きして欲しいからね??。








おまけ、







いつも明るいナース三人組。

我が家の三頭、今年もお世話になりましたぁ。


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帽子と馬

こんな可愛い広告塔見つけました。




帽子かぶってる!


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よく出来てます。


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広告の内容は、二酸化炭素排出を減らす為に家の装備を整えよう!、と言うことらしいです。

「屋根や壁に断熱材を使ったり、窓を厚くしたりして、効率よく家を温めてね。

その為のローンの金利は安くするわよん。」

と言うわけです。

現に夫の会社の人が家のこのローンを使って家の改装をしました。

金利は2%だそうです。





・・・この金利って低いんですか??

ドイツ住宅購入に縁のない私はとんとわかりません。(笑)






さて、全く話題は変わって、病院の待合室での画像です。





お子様コーナー


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中央のお馬さん、妙にリアル・・・


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ドイツのオモチャってリアルな物が多い!

だからあんまり可愛くない!!

そして、人間が大きいからか、家がだだっ広いからか、やたら大きい!!!




実は私、おもちゃ売り場って結構好きでたまに行ってみるのですが、日本との違いをしみじみ感じます。

なるほど、こういうオモチャで育つと、ああいう人間が出来るのね?、って感じでしょうか。(笑)







マリアちゃん、赤い帽子似合うんじゃないの?


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「かぶり物嫌いだってば!!」(マ)


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家付き犬

これっていい話なのか悪い話なのか悩むところなのですが、夫の仕事関係の知り合いの事です。




その人はアイルランド人ですが、ハンブルク在住で二年ほど前、郊外に家を買いました。

もちろん家だけ買うつもりだったのですが、その家には思わぬ物(?)が付いていたのです!








それは犬・・・

それも5歳のニューファウンドランド・・・・・・




犬の値段が加算されていたかどうかは不明ですが、太っ腹の彼はその犬付き一軒家を購入して、現在家族とその犬と大変楽しく暮らしています。




・・・・・・・

だけど、私だったらどうするかな????

すごく気に入った家だったら、買うだろうか??

でも、いきなりニューファンはちょっと厳しいなぁ。

なにしろもうすでに三頭いるし・・・

小型犬だったら大丈夫かなぁ??

でもやっぱり、どんな犬種でも行く末が気になって、「家だけでいい、犬はいらない」とは言えないよなぁ・・・。







「散歩だよ!」と言っても寝てるヤツ・・・


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しかし、その家の売主もずいぶんな賭けに出たものだと思います。

この金融恐慌に始まったわけでなく、もう何年もドイツは不動産不況です。

犬付きの家なんて売りにくいはず。

どういう事情で飼えなくなったのか知りませんが、犬の行き先も同時に確保しようと思っただけ、責任感あると思った方がいいのでしょうか?

でも結局は飼育放棄・・・微妙なところです。





・・・いやでもやっぱり結果的にこのワンちゃん幸せになったのだから、これはいい話なのかな??(笑)






冬はいつもこう・・・君は冬眠体質なのだね。


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2009年カレンダー

うふふ、日本から荷が着きました。



これ ↓ ↓






2009年千葉WANカレンダー


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ちょっと光ってしまいましたが、マットは12月25日に載ってます。





沢山の千葉WAN仲間と一緒にね♪


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ネット販売は終了しましたが、まだ里親会などで販売しています。

詳しくはこちら


千葉WANオリジナルカレンダー




収益金は千葉WANの活動にあてさせていただきます。

可愛いカレンダーですよ。

まだの方はぜひ!





久々に三頭揃って着せてみました。


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う?ん、次回は細いストライプは止めておこう・・・


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このブログは、転勤族で数年ごとに海外を転々としている(アメリカ、サウジアラビア、シンガポール、日本、ドイツ、ノルウェー、アメリカ!)我が家の各国の生活と、一緒に移動している犬達の記録です。 現在登場するのは、ちばわんのHPで犬の募集掲載を担当している私、ちばわんから引き取った「タス」、テネシー州の保護団体から引き取った「ストーム」そしてノルウェー人の夫。二人と二頭が、アメリカ・ヒューストン郊外で暮らす日常を綴っています。 ヒューストン以前は、オーストラリア出身のラブラトールのテディ(2009年7月6日没)、シンガポールのとある道路の穴で5匹の子犬を産み、子犬共々保護したマリア(2014年8月15日没)、ちばわんの預かり犬からドイツ・ハンブルクへの引っ越しを機に家族になったマット(2015年10月21日没)、やはりちばわん出身で元麻薬捜査犬候補、はるばる日本からドイツへやってきた元気(2015年12月22日没)たちの記録です。 私がボランティア活動をしている「ちばわん」にはまだまだ沢山の犬猫が本当の家族を待っています。リンク集の「ちばわん」をぜひご覧ください!日本での預かりボランティア時代の日々は「旧ドイツ犬日記」に綴っています。 募集犬とたまにうちの犬を載せているインスタはこちらです。 https://www.instagram.com/kuminaess/
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