マネキン

あっという間に一週間経ってしまった。

私は相変わらずです。精神的にも物理的にも全く進展なしです。

ただ、淡々と辛さに耐えて生きてます。

ストームは、先週獣医さんに再診に行きました。
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彼が見ているのはこの子
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この二週間、全く症状がなかったこと。薬のせいで大人しくなると言われていたのですが、それも全く無かったことを伝えました。

先生が恐れていたのは、他の悪い病気で薬が効かず、症状が悪化することだったのですが、ひとまずその可能性は無くなりました。

でも、また症状が出るだろうから、その際は対処法を考えていこうと言うことになりました。


やっぱり頸椎の神経の問題だったのでしょうか?

こんな風に捩れて寝るから、悪くなるんじゃないの??
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絶対首にいい寝方しとらんよな、君は。
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首が長いから、持て余してるのかな?
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「まあね」
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「ボクは大丈夫だよ」
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タスは首は短いけれど、胴が長い!
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最後は、前を走っていたトラック
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冷蔵庫買ったんですかね?

それをマネキンが支えてる(?)ってどういう状況 ???
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 怖いよ!


 

メメンとモリ

気づかないうちに3月になっていました。

二頭は元気です。

ストームはあれ以降、全く症状が出ず、至って元気にしています。

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獣医さんに、行動制限と言われたけれど、問題なく遊んでます。

薬が効いているのかな?

でも、立ち上がれなくなった前と全く変わらない。

あの症状は突然起きたので、絶対どこかに問題があるとは思うのですが、獣医さんの見立てとなんか違うような気がするのですよねぇ。

来週月曜日にまた病院に行くので、じっくり話し合って来ようと思います。


タスさん、保護色だわ
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元気です
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気温はどんどん上がってきました。やがて、芝生も緑に変わるでしょう。
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少し前ですが、ベルママさんが送ってくださいました。
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メメンとモリ

「人は何のために生きるのか?」を問わない絵本(?)ですかね。

何度も何度も見返しました。


大体、絵と文章があっているのですが、

誰かのために自分の命を使ってもいいし、

と言うページの絵、男性二人が歩いている後ろ姿なのですが、

なぜかとても心に残ったというか、引っかかったというか、

あれはどういう意味があるのだろう?


最後は、デイケアで見かけた子犬ちゃん。
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見事なオッドアイです。





 

お散歩友達

数日前の朝、近所の住宅街をお散歩していたら、綺麗な老婦人が道の反対側の家から出てきて、道路を渡って私に近づいてきました。

まさか私に用があるとは思わなかったので、挨拶してそのまま歩いて行こうとすると、二頭を指差し、

「この子達を連れていた男性、あなたの旦那様?」

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あぁ、ついに来たか。

私が知っているお散歩で会う人たちには夫の話をしましたが、夫が単独で知り合った人たちを私は知らないのです。

多分、この数ヶ月毎日私が二頭を連れているのを見て、不思議に思っているだろうなとは思っていましたが、向こうから声をかけてくれない限りわかりません。

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「そうです。夫は、昨年の9月に亡くなったんです。」

正直いまだに、このセリフを言うのが辛い。そして、聞いた人のリアクションを見るのがもっと辛い。


「えっ!!!あんなに元気そうだったのに???」

「事故なんです。」

「交通事故?」

「いえ、家で梯子から落ちたんです。」

絶句されていました。

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「ウチの子はすぐ吠えちゃんだけど、旦那様と沢山お話ししたのよ。二頭をとても可愛がっていらっしゃたわよねぇ。本当にショックだわ。旦那様とあなたのためにお祈りするわね。」

暖かいお言葉をいただきました。

お散歩友達だったんですね。

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辛いなぁ。

でもこれからは、お散歩もお散歩友達も全て私は引き受けたから、頑張っていかないと。


最後は、ご近所の恐竜です。
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元はブルーだったのだろうか?

可愛いお顔してます。
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あっという間に2月も中旬です。

さて、何から書いたものか。

私は元気です。現状は変わらず、日々相続手続きや、家のメンテや(こう言う時に限って色々不具合が起きる)、日常の雑務や二頭の世話に追われています。

タスは元気です。

ストームは、日曜の夜、突然後ろ足が動かず、立ち上がれなくなってしまいました。 

数分後に復活しましたが、2月10日シャンプーに出した時、グルーマーさんに「最後立っていられずへたり込んでしまった」と言われたのです。

その時は単に疲れたからだろうと思っていました。

でも、1週間後にまた同じことが起こったと言うことは、絶対どこか悪い。

月曜日に獣医さんに連れて行きました。
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歩く状態の観察を含めて触診に10分はかかったと思う。

先生曰く、「首に問題があるようです」

私、「首???」(足じゃないんだ?)

首から脊髄にかけて痛みがあるようだと言われました。


全く気が付かなかったよ。ごめんねぇ。
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レントゲンやMRIを撮らないと詳しいことはわからないのですが、最善(?)で椎間板ヘルニア、最悪は骨のガンだと言われましたよ。

とりあえず、痛み止めと神経の炎症止めを2週間投薬して様子をみることになりました。


あと、運動制限がかかりました。

デイケアはしばらくお休み、お散歩は行きますが、激しい遊びはNGです。

「兄ちゃんと遊べない・・・」
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もうシニアの域に入ったし、これから色々あるのは百も承知です。

でも、頼むから今はまだやめて。

母ちゃんのライフはほぼゼロ、朝起きて夜寝るまで生きているのが精一杯なんだよ。

ストームが悪い病気だったら、母ちゃんの心臓は張り裂けてしまうわ。
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これから本当にどうなるのかな。

でも、心配してもしょうがない。何があっても、私一人で対処していくしかありません。

ストームのために最善を尽くします。


最後は朝の散歩で見かけた4頭引き。
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何度も書こうと思ったのですが、なかなか筆が進みませんでした。

私も二頭も元気です。

先週、友人が海に連れて行ってくれました。
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実は我が家は海のすぐそばに建っていて、5分も行けばガッツリ海なのですが、今回は少し遠出しました。

と言っても、30分ぐらい。

ホラー映画に出てきそうな遊園地。
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隙間に落ちないよう必死に歩く私
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気分転換になった・・・かなぁ。
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 ビーチをひたすら歩いて、色々な話をしました。
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友人も最近、結構辛いことがあったのですが、

結局、人間は生きている限り、生きていかねばならない
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という結論に達しました。(当たり前?)

あと10日で5ヶ月経ちます。

相変わらず諸々の手続きに追われる日々。

一人の生活に慣れない。

辛さも全く変わリません。

でも、確実に時間は過ぎて、また季節が変わっていくのです。
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とりあえず、この二頭がいる限り、
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飼い主の責任を全うしなければ。

夫が亡くなってから、二頭との関係性にも色々苦労がありましたが、今はなんとか持ち直しました。

この話はまた後日書こうと思います。

 

寒波

寒くなりました。
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先週末まで飛んでいた蚊は今どこに隠れているのだろう?

フリーズしないように植栽カバーしているお宅が多いです。
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二頭は元気です。寒いと匂い嗅ぎの熱量が上がる!
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タスさん、鹿の大群発見。
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家族でしょうか?
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車に気をつけてねぇ。


さて、明日で夫が亡くなって4ヶ月になります。

かなり進みましたが、いまだ諸手続きと格闘しつつ、日々の生活に追われています。

まだまだ光の当たる場所は見えませんが、周りの人たちに助けられて、何とか前進しています。

日本からも沢山の皆様にはご心配いただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

もう少しマメに近況報告をできたらなぁと思っているのですが、なかなか筆が進みません。

これから少しずつ、書いて行けたらと思います。


手始めに、よく聞かれるので、今後の身の振り方について。

ノルウェーに帰ることはありません。ノルウェーという国には、お世話になったし、これからもお世話になるのですが、あそこには2度と住みたくないのです。

日本かアメリカかの二択ですが、今は正直全くわかりません。

今はもうアメリカに住み続ける理由はないのですが、「じゃ、日本に帰るわ」と簡単にはいかない。また、面倒な手続きを踏まねばなりません。

どちらに住むにしても、メリット・デメリットが沢山あって、それをよく考えて決めようと思います。

まだまだ、そこまで考えが及ばないというのが真実で、考え始めると現実逃避したくなるので、もう少し先延ばしにしようと思います。

今は、二頭とこの寒い日々を丸まって過ごそうと思います。

酷い格好ですみません。でも、暖かいのですよぉ。
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最後は、恒例のスィーツ
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辰年なんだなぁ。
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記念日

昨日(1月5日)は結婚記念日だったのです。

一人だったら耐えられなかったと思う。

でも、友人夫妻が居てくれたおかげで無事乗り越えられました。


お花が届いたのです。
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全く予想していない出来事だったので、驚きました。

まさか、夫が天国から?と一瞬だけ思ってしまいましたよ。

実は去年の私のバースデーにも、入院中の夫からお花が届いたのです。

亡くなってからPCの履歴を見たら、私のお誕生日の二日前、救急車で運ばれた日の午前中にオーダーしていて涙が出ました。


それはともかく、私たちの結婚記念日を覚えていてくれるのは、この世界で一人と一頭だけ。

「私よ
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結婚記念日とベルちゃんのお誕生日が同じなのです。

ベルちゃんは14歳になりました。

今でもしっかり自分の足で立ってお散歩も行ってます。

目指せサンディ

これからもベルちゃんが穏やかに過ごせる日々が続きますように。


今日はお花が綺麗に開きました!
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ベルちゃんママ、どうもありがとう!



ちなみに・・・

「年末にベルと散歩していてふと浮かんだんですよ。結婚記念日にだれかクミちゃんにお花を送ってあげてくれないかなぁ、っていう夫さんのお顔が。」

あらら、日本まで頼みにいくとは

おかげさまで綺麗なお花が届きましたよ。

貴方のいない30回目の記念日は、優しい友人と二頭と花とたくさんの思い出と共に静かに過ぎて行きました。
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新年

明けましておめでとうございます。

ヒューストンの年明けは雨でした。

友人夫妻が朝はお雑煮を作ってくれました。
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 奥様のご実家風、ゼンマイ入りです。

わざわざ持ってきてくださいました。
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 下処理に二日。手が掛かるものなのですね。

お昼にはおせちを準備してくれて、
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美味しくいただきました。
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昆布巻き以外は、全て現地で調達した、限られた材料で工夫して作ってくださいました。

こちらも下準備に二日。とても美味しかったです!

前回ちゃんとしたお節料理を食べたのは、いつだったろう。

覚えていないほど昔です。

夫が存命だったら、私はここでお節をいただくことは無かったのだなと思うと、少々感慨深いです。

二頭がとても二人に懐いていて、嬉しい。IMG_1492

タスが旦那様の足の下に入るのです。
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いつも父ちゃんの足の下にいたものね。
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安心するのでしょうねぇ。

これが出来るのも後五日と思うと、とても切ないです。

この子達にはとても可哀想な思いをさせていると思うのですが、

私にはどうすることも出来ない・・・

本当にごめん。
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2024年が穏やか年であればいいと願っています。

2023年

いよいよ2023年も終わりですね。

28日に友人夫婦が日本から来てくれました。

食材他もろもろ、沢山持ってきてくれました〜。
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二頭も大喜びです。
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夫へのお土産は猫バス
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天国で笑いながら喜んでいることでしょう。

毎日話を聞いてくれて、
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一緒にお散歩してくれて、
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その上、三食ご飯を作ってくれて、
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友人撮影。映え画像っていうのはこうやって撮るんですね。
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私は今、少し楽しいです。

全てが変わった8月13日、あの日から今日まで、楽しいと感じたことは一度もありませんでした。

どんなに明るく晴れた日でも、私の目に映る世界は灰色で、何もかも無味無臭。

ただただ、辛いだけでした。

でも、今少し楽しいと思えるようになった事が嬉しいです。


決して私の悲しみが癒えたわけではなく、辛さが減ったわけでもありません。

彼女たちが帰ったら、また孤軍奮闘の日々、これからも決して楽ではないと思います。

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でも、頑張っていかなければ。

今はまだ絶望の方が大きいけれど、これからこんな風に楽しいと思える事が増えていったらいいなと思います。


2023年は私にとって、人生最悪の年でした。

今でも、この気持ちを言葉に表すことができません。

でも、世界中の友人・知人、夫と私のことを気にかけてくださる全ての皆さんのおかげで、私は今日まで生き延びる事ができました。

本当にありがとうございました。

2024年が明るい年であることを心より願っています。
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ちなみに基本、欧米では日本のような喪中の習慣はありませんので、例年通り新年のご挨拶はさせていただきます。

みなさま、良いお年を。



 

X 'mas

Merry Christmas

お久しぶりです。

私は、生きています。生活は相変わらずです。

二頭は基本元気ですが、ストームがお腹を壊したり、タスが足を引きずったりと小さな不具合が続いています。

獣医さんに連れて行きましたが、どちらも原因不明。IMG_1373


今年は何もしないと思っていたのですが、思い直して12月の初めに飾り付けました。
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確実に時間は経ち、「無理だ、出来ない!」と思っていた手続き、作業諸々、少しずつ片付いています。

でもまだやっと半分行くかいかないかですね。先は長く、光もまだ見えません。


書くといいと沢山の人に言われますが、自分の気持ちは、今もまだ何をどう書いたらいいのかわかりません。どうしても言葉にできないのです。

皆さんにとても心配していただき、心から感謝しています。

相変わらず悲しくて辛いし、今は生きている意味を失っていますが、私は大丈夫です。

この辛い時期を、この子達と耐えて行きます。
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いまだに、父ちゃんが帰ってくると思っているのが本当に可哀想です。


最後は久々のスィーツ
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怖い・・・よく見ると血濡れのサンタクロースです。
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師走

12月になりましたね。

私も二頭も頑張って生きております。


クリスマスデコレーションも本格的になってきました。

このお宅は犬が好きなんだろうなぁ。
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今朝のお散歩
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すごい霧でした。
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心身ともに現状は何も変わらず辛いです。

相変わらず日々、ゼーゼー言いながら生きています。

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何故こんなに大変なのかと言えば、長くなるので要約しますが、

夫はノルウェーから駐在員として派遣されてきたのですが、生活の基盤はアメリカで、手続き諸々全て両国で行わなければならず、それが本当に複雑怪奇なのです。

夫の会社は本当に良くやってくれています。感謝しかありません。弁護士さんもフィナンシャルアドバイザーも、全力で助けてくれていますが、結局最後はこの私、唯一の遺族がやらなければならないのです。

でも、ヘトヘトになった日の夜、「今日はこんな事があったよ。本当に大変だった」と言う相手が私にはもういない。

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毎日、仕事して色々大変だっただろうなぁ。

もっとちゃんと話を聞いてあげれば良かった。

もっと労ってあげれば良かった。

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もう何を言っても手遅れですが、後悔は尽きません。

そして人は、涙も尽きないのだと言うことを知りました。


もっと二頭をかまってやりたいのですが、
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なかなか時間が取れなくて可哀想です。

いまだ夫の帰りを待つ二頭を見ていると、本当に切ないです。


生存報告

大変時間が空いてしまいました。

ブログを書く気力が全く湧きませんでした。

というか、何を書いていいのかわかりません。



私は、毎日ゼーゼー言いながら生きています。

でも、ちゃんと生きていますよ!


二頭も元気です。
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私があまり構ってやれないので、可哀想です。

4月の画像
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父ちゃんの足が写っている。

あの頃に戻りたい。
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クラウン

長らく放置してしまいました。

生きる気力を保持するだけで精一杯で、ブログを書く余力がありませんでした。

日々の生活は、アキさんが本当に色々助けてくれて、なんとかやっています。

おかげさまで二頭はとても元気です。
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ハロウィンが近づいてきましたね。
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今年はこの大きな骸骨が流行りみたいです。
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サンクスギビングにクリスマス、アメリカはこれからホリデーシーズンです。

1人は寂しいなぁ。

広い家で、普段同じ部屋にいることは少なかったのですが、近所に新しいお店ができたとか、ドッグフードの値段が上がったとか、明日は歯医者に行くとか、そんな些細な会話をする相手がいた日常が、どれほど幸せだったのかということを、今私は噛み締めています。

一人暮らしに慣れなければ、一人で二頭ちゃんと面倒見ていかなければ、しなければならない事は山積みで、たまに絶望するけれど、これが私の運命だったのだから、受け入れていかねばなりません。

生きていくって本当に大変ですね。


ナマケモノだ。可愛い。
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一昨日、歯医者さんに夫のクラウンを取りに行ってきました。

入院中に出来上がったと連絡があったのです。

思い出に欲しいと伝えたら、
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カードもいただきました。

優しさが身に染みます。

夫は仮歯のまま逝ってしまいました。

これは大切に持っておきます。とても奇妙で、お高い思い出の品になりました。



3週間と少し

時間が経ってしまいました。

ブログを書く気力が全く出ませんでした。


毎日辛いです。

悲しさ、寂しさ、後悔に疑問、悔しさ、そして不安、全てが混ざって、ただただ辛いの一語に尽きます。

そして、追い討ちをかけるような事ばかり起こります。

タスの具合がまた悪くなりました。

また獣医さんに行って同じことを言われ、同じ薬を今度は倍量処方されました。

ストームの具合も少々悪くなりました。

幸い現在、二頭は回復しつつあります。

タスの3度目がないことを切に願います。



私は、圧倒的に難しいアメリカの事務手続きに頭が爆発寸前です。

家の不具合勃発、その上、火アリに刺されたり、背中を痛めたり、もう踏んだり蹴ったりです。

人間って、こういう経験をして、うつ病になったり、自殺を考えたり、宗教にはまったりするんだな、と言うことがよくわかりました。


2週目の週末、もう耐えられないと思い、友人に連絡しました。

夫が亡くなってすぐ、「クミさん、行きますよ!」と言ってくれた、ちばわんのアキさんにです。

犬が4頭いるし、お仕事もあるし、当初は遠慮していたのですが、もう限界で一生に一度のお願いをしてしまいました。


昨日(9日)に到着して、ひと月近く滞在してくれます。

アキさんは、日本時間に合わせて(こちらの夜7時から明け方4時まで!)リモートワークをこなしつつ、二頭の世話と私の食事を作ってくださると言う超人的な働きっぷりです。

本当にありがたいです。感謝してもしきれません。


ただね、辛いのはやはり変わりませんでした。

それとこれは別なんだと言うことがよくわかりました。

この辛さは、私が、自分1人で乗り越えていかなければならないのだと言うことなんですね。


今、前向きなことは書けません。

でも、私は生きています。

夫の遺志を継いで、残された者の務めを全うして行きます。

アキさんと、ここで助けてくれる友人・知人、夫の会社の人たち、そして日本で心配してくださる皆さんの助けを借りて、今はそのチカラを蓄えたいと思います。

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二週間

二週間経ちました。

27日に遺灰がやっと家に戻ってきました。

火葬の日付を見たら21日でしたよ。1週間も火葬場に置いておかれたんだなぁ。

同時に死亡診断書も届きました。こちらは2週間以上かかると言われたので、早い方でしょうか。 

とにかく日本とはシステムが違います。


沢山の方に心配していただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

食事はしています。睡眠も以前より取っています。体は大丈夫です。

メンタルは、ちょっと厳しいかも。


二頭は元気です。タスは完全に回復しました。
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死亡届が届いたので、事務手続きを始めなければなりません。

これからやらなければならない事を考えると気が遠くなりますが、やっていかねばなりません。

今は、本当に沢山の人に助けてもらっています。


たまに全て投げ出して、どこかに行ってしまいたいとも思いますが、夫のためにもしっかりせねばです。

日本にはいつ帰れるのかなぁ。落ち着いたらすぐ帰りたいと思う今日この頃です。


 

一週間

一週間経ちました。

日本の友人からお花をたくさんいただきました。
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ありがとうございます!

なのですが・・・

本人がまだ帰ってきていません。

火葬してもらうことにしたのですが、日本とは全くシステムが違うのです。

遺灰が戻ってくるのは最短で三日、一週間ぐらい平気でかかると言われました。

今はただひたすら、夫が帰ってくるのを待っています。


いまだに全てを現実として受け入れられません。

側から見たら、多分おかしな人になっていると思います。

ですが、現実は容赦無しです。

しなければなら無いことが沢山あって、自分で自分の背中を一生懸命押しています。


ここには、あまり友人も知り合いもいないのですが、みんな本当に優しくてとても助けられています。

以前も書きましたが、アメリカ人ぐいぐいきます。

親しい人はもちろんですが、一年以上会っていなかった人や、数回しか会ったことがない人でも、

「今から行くから!」と、ガンガン訪ねてきてくれたり、ほぼ無理矢理外に連れ出されたりしています。

でも今の私には、本当にそれが有難い。

アメリカ人の愚痴ばかり言って、本当に申し訳なかったと思う日々です。


二頭は元気です、

と言いたいところなのですが、タスが体調を崩しました。

今は回復しつつあるようなので、もう少し様子を見ようと思います。
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今もデイケアに預けていますが、

「二頭は私たちがちゃんと見ているから、大丈夫だから、安心して自分のことに集中して」と言ってもらい、少し気が楽になりました。

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これから、どうやって生きていったらいいのだろう。

夕方、夫の帰りを待つ二頭の姿が本当に切ないです。

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9月16日

昨晩(9月16日)午前1時20分過ぎ、夫は天国へ旅立ちました。

徐々に回復していて、来週は長期リハビリ病院に移る予定でした。

なのに夜9時過ぎ容態が急変し、できることは全てやってもらいましたが、帰らぬ人となりました。


何度も危機がありましたが、毎回持ち直していました。

落ちた時の怖い記憶や病院での痛い記憶のまま逝かせたくない、楽しい記憶をまた作って行きたいという思いで私はずっと頑張ってきましたが、運命は私が思うよりずっと残酷でした。

ずっと家に帰ってきたがっていたのに。

一緒に戻って来たかったです。


私は1人になってしまいました。

今は本当にどうしていいかわかりません。

これからの事を思うと不安でいっぱいです。


夫の回復を願ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

悔しいです。本当に無念です。

でも、今は恐怖や痛みから解放されている、と思いたいです。








 

心拍数

ついに、ICU滞在が1ヶ月超えました!

夫は相変わらず頑張っています。

実は二日前の夜、 突然心拍数がゼロになって、大変な思いをしました。

看護師さんが薬の準備をしていて、私がチャートを見ていたら、いきなり心電図の数値がゼロになったのす。

絶叫して名前を呼んで、看護師さんが気づいて脈をとって、緊急のボタンを押して、心臓マッサージが始まりました。

フロアにいた看護師さんが一斉に集まってきました。

今回は本当にダメだと思いました。

でも、すぐ心拍数がパカーンと元に戻ったのです。 そしてスヤスヤと寝ていました。

看護師さんたちは、あっけなく解散。あれは一体何だったんでしょう。



心臓が止まったのか聞いたのですが、看護師さん曰く「止まっていない。止まったら、あんなにすぐ元に戻らない」と言うのです。

「眠りが深すぎて動きがスローになり、チャートに反映されなかったのだと思う。」と。

その後、レントゲンと血液検査をしましたが、血中酸素が少し落ちていただけで取り立てて悪いところは見つかりませんでした。

いや、本当に何だったんだ。


先生も「回復途中にああ言うことはある。」と言いますが、

本当にそうなんですか?私は、何時間も震えが止まりませんでしたよ。



翌朝も深く寝ていましたが、遅めの朝、突然パッと目を開け、私を認識してニマッと笑いました。

それ以降、覚醒度が増して、血圧や心拍数が安定してきました。

ただ、脳がクリアになってきた分、不安に襲われることも多くなったようで、パニックというか不安障害に襲われる回数が増えました。

先生曰く、「回復している証拠だ」と。

何でも回復の証にされてしまう今日このごろ。


二頭は元気です。
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日本人の友人がアンパンとクリームパンを買ってきてくれました。
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美味しかったぁ。

家と病院、一日4回往復してます。往復で十数分。近くてホント良かった。

魔改造車発見
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椅子に座る訓練をしているのですが、大男なので移動させるのに、これだけの人数が必要。
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手前が椅子になるベッド、赤と白のユニフォームは看護学生さんです。

 

噛まれた

アッという間に9月も8日過ぎてしまいました〜。

まだICUにいますが、夫は相変わらず頑張っています。

まだまだ問題は山積みですが、もう少し回復したら ICUから出られそうです。 

一つレベルが下がる集中治療室というのでしょうか、現在そこへ移動することを目指しています。

アメリカは日本とシステムが違って、ICUから出たら他の長期療養病院に移されてしまいます。

医療保険のシステムが違うので、まぁしょうがない。

「次にどこ行くか決めて」とコーディネーターにうるさく言われて、勧められた病院を見にいったらどこも嫌で、この病院に残りたいとお願いしたら、先生からOKを貰えました。 

まだ出られない状態なのでしょうがないですが、なんとか早くICUから出たい。

コロナの患者さんも増えてきたし、本当に毎日、ICUでは色々なことが起こるのです。


なんとなく秋めいてきたけれど、
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気温はまだ37〜38度。暑いです。

二頭は今日、ペットホテルから引き取ってきました。
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三週間以上預けていて、流石に可哀想で・・・

日中はデイケアに預けます。

私の泊まり込みはまだ続くので、夜は二頭だけでお留守番です。
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早朝から寝る前のトイレの時間まで、何度か帰って面倒を見ることになります。

私はさらに忙しくなりました。本当にできるのだろうか・・・



でも、なんとかします!

今の私にできないことはありません。(キッパリ)



しかしながら、お迎え時、他の犬に噛まれると言う災難がありました。
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ペットホテルの人が犬を飼い主に渡した後、2メートルぐらい離れていた私にいきなり噛み付いてきたのです。

飼い主さんは「ごめんなさ〜い」と言って、私の傷も見ずに帰ってしまった。

ありえませんわぁ。

小型犬で、私はスウェットパンツを履いていたからまだ良かったけど、素足だったら流血ものです。

家に帰ってから、ペットホテルに飼い主に苦情を言うよう連絡しました。

すぐペットホテルのマネージャーから電話があって、謝罪と飼い主に出禁も有りの抗議をするとのことでした。

ペットホテルも犬も悪くないです。悪いのは飼い主のみ。

あんな飼い主に飼われている子は可哀想だわ。


最後は、夫のベッド脇で毎日運動してます。
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日本じゃ考えられないですよね。

でも、アメリカでは何でもありだ!

 

三週間

9月になりましたね。

ICUに住み始めて三週間経ちました。

夫は頑張っています。

相変わらず、一歩進んで半歩下がるような状態で、その一歩も赤ちゃんの歩幅です。

ですが、先生たちも色々試して、前に進めるよう頑張ってくださっています。

現代の医学の凄さを目の当たりにしています。



三週間もICUに居ると、とんでもない事態の経験値がどんどん上がっていきます。

それは、いつかチャンスが合ったら書きたいと思いますが、ちょっとだけ。


友人が来て、看護師さんに「この人、全然食事してないんです!」と言ったら、フルーツの盛り合わせを持ってきてくれたのですが、

えっ、何人前?
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患者さんにこの量、食べさせるんだ。凄い。

病室からの眺め
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先日のスーパームーンの翌朝です。

まだ暑いんだけど
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病院内極寒で、夜はダウン来て寝てます。
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私のベッド
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駐車場の一部がヘリポートになってます。
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患者さんが運ばれてきたり、どこかへ運んで行ったり、

今回は運ばれていきました。
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週に3〜4回はヘリの発着見ます。

最後はレントゲンの機械
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技師さんが毎晩、新幹線の車内販売みたいにこれを押してやってきます。




 
このブログは、転勤族で数年ごとに海外を転々としている(アメリカ、サウジアラビア、シンガポール、日本、ドイツ、ノルウェー、アメリカ!)我が家の各国の生活と、一緒に移動している犬達の記録です。 現在登場するのは、ちばわんのHPで犬の募集掲載を担当している私、ちばわんから引き取った「タス」、テネシー州の保護団体から引き取った「ストーム」そしてノルウェー人の夫。二人と二頭が、アメリカ・ヒューストン郊外で暮らす日常を綴っています。 ヒューストン以前は、オーストラリア出身のラブラトールのテディ(2009年7月6日没)、シンガポールのとある道路の穴で5匹の子犬を産み、子犬共々保護したマリア(2014年8月15日没)、ちばわんの預かり犬からドイツ・ハンブルクへの引っ越しを機に家族になったマット(2015年10月21日没)、やはりちばわん出身で元麻薬捜査犬候補、はるばる日本からドイツへやってきた元気(2015年12月22日没)たちの記録です。 私がボランティア活動をしている「ちばわん」にはまだまだ沢山の犬猫が本当の家族を待っています。リンク集の「ちばわん」をぜひご覧ください!日本での預かりボランティア時代の日々は「旧ドイツ犬日記」に綴っています。 募集犬とたまにうちの犬を載せているインスタはこちらです。 https://www.instagram.com/kuminaess/
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